竹中平蔵氏 パソナ会長退任理由は〝老害化〟 派遣法改正の恩恵は「ウソ」と挑発も

2022年08月04日 21時24分

竹中平蔵氏(東スポWeb)
竹中平蔵氏(東スポWeb)

 パソナグループ会長の竹中平蔵氏(71)が4日、自身のユーチューブチャンネルで今月19日の定時株主総会をもって会長職を退任することについて言及した。

 竹中氏は「パソナ会長退任 本人の口からその真相を語ります」と題した動画を公開。冒頭「今回パソナの会長を退任するというのはずっと前から議論されていたことで、できるだけ若い人に次の可能性を譲りたい」と退任について説明した。

 2009年に就任してから13年間、同社の会長職を務めた竹中氏。「私自身、たくさんの〝老害〟を見てきました。残念だけれども、年齢を重ねれば経験を積んで能力が高まる面と、知力体力が落ちてくる面があると思います。これは自分で判断しなきゃいけないと思います」と年齢による衰えがひとつの理由だとした。

 一方で定年制の導入には「大反対」とした上で、「人によってものすごく差があるものなので、能力がある人は長くやるべきだし、能力がものすごく早く落ちてくる人はもっと早く辞めるべきだし。老害の怖さっていうのは、自分は劣っていってることに気がつかないことだと思うんですね。そこは私は早めにそういうことにならないように判断したいと思っておりましたので、そういう意味では13年もやったというのは長すぎたと思います」と話した。

 また〝老害〟を巡る問題は大きな組織における話で、研究者のような個人の活動は「自分がやりたいと思う限りやればいいと思います」とし、「私自身は政策研究や政策提言っていうのは今後も続けていきたいと思います」と今後の活動について明言した。

 さらには、長らくネット上をざわつかせてきたあの話題にも自ら言及。「私が(労働者)派遣法を改正して、パソナに恩恵をもたらしていい思いをしている、というウソが今後言えなくなるのが悔しい人がいるかもしれません。私は厚生労働大臣ではありませんから、派遣法なんて全く改正していません」とニヤリ。

 自身が郵政民営化担当大臣などを務めた第2次小泉政権下で同法が改正され、製造業及び医療業務での派遣労働が解禁されたが、「パソナは一切、製造業の派遣はやっておりません」と笑みを浮かべた。

 竹中氏を巡っては一部報道で旧統一教会系団体との関連も指摘されているが、番組での言及はなかった。

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