俳優の香川照之が25日、MCを務める「THE TIME,」(TBS系)で、受験シーズンにちなんで自身が大学入試に臨んだ当時の心構えを語った。

 この日、国公立大の2次試験の前期日程が始まった。東大卒俳優としても知られる香川は「私がこのテストを受けたのは1984年ですから、もう38年も前のことですが…」として当時を振り返った。

「まず、合格することを想定して、『私はもう受かったんだ』と自分自身に思い込ませるために、『〇〇大学合格』と書いた紙を部屋に貼ったりしておりました。しかし一方で、不合格になることも想定して、もし大学に合格しなくても、受かるまでやり続ければ、いつか必ずできるんだから『あ、できるんだ』と気軽に構えていたことが大きく作用したんだと思います」

 この考え方は、その後の人生で大きな「幹」となったという。

「物事は絶対にできる。なぜならば、できるまでやればいいからだという、ある種の開き直りが今の私を大きく支えてくれています」

 東大文学部卒の香川は共通一次試験の世代。現受験生に「合格、不合格は時の運。人生、できるまでやればいいんです。頑張ってください」とエールを送った。これに宇賀神メグアナは「今のお話、受験生の時に聞きたかったです」と香川の言葉に心を動かされていた。