AKB48とは違う、まさかの結末だった――。

 AKB48の柏木由紀(30)と、BiSHなど音楽プロダクションWACK所属の7グループが27日、東京ドームシティホールで“WACK版総選挙”「VOTE! WACK SELECT 7」の開票イベントを開催した。

 柏木は、WACK代表・渡辺淳之介プロデュースのもと、BiSH、EMPiRE、BiS、豆柴の大群、GO TO THE BEDS、PARADISES、ASPの同社7グループとのコラボ作品「柏木由紀なりのWACK」を先月30日にリリース。同封された投票券を使っての投票で7グループ総勢34人から上位7人を決め、プロデュースも手掛ける柏木を加えた8人で来年に新グループを結成する。この日の開票イベントでメンバーが発表された。

 1位に輝いたのは1万708票を獲得したユイ・ガ・ドクソン(GO TO THE BEDS)。2位で5114票の月ノウサギ(PARADISES)に、2倍近い大差をつけて圧倒的な力を見せた。

 とはいっても、なぜかメンバーやファンからは笑いが…。実はイベント前に渡辺氏が「CDを1万枚買って」と、あるメンバーに投票したことを告白。“渡辺票”で中間発表(27位・431票)からまさかの“下克上”となったのだ。

 それにしてもプロデューサーが“資金力”にモノをいわせて1位にするなど、AKB48では考えられないが…。芸能関係者は「投票したファンの中には『ふざけるな!』など怒りの声もあるにはあるが、『やってくれたな!』と面白がる声も多い。渡辺氏は通常のアイドルでは考えられない仕掛けでグループを成功させ、BiSHは今年の紅白歌合戦にも初出場する。ファンの反応を楽しんでいるんでしょうね」と語る。

 ユイ・ガ・ドクソンは「世界をひっくり返しお茶の間をかき乱す鉄砲球として、メンバーと柏木由紀さんをお守りすることをお約束します」と宣言。さらに「みんながチャンピオンだと思ってます。マジで」と切り出しと、クイーンの「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」を熱唱した。

 型にはまらないプロデューサーとメンバーがWACKをけん引する。