自民党の今井絵理子参院議員(38)が8日、当選後初となる政治資金パーティー「今井絵理子感謝祭2021」を都内で開催し、来年夏の参院選での再選に向け、支援を訴えた。

 会には国会、音楽、プロレス、障害者支援など各業界から支援者が駆け付け、SPEED時代からのファンも多く詰めかけた。発起人代表であいさつした麻生太郎副総裁は「女性の政治家はたくさんいるが、今井絵理子はパっと存在感がある人。まだ当選1回、5年半だが、みんな知っている。それだけ存在感を示せるまでになった。参院選にもう1回、やれ、やれと声が出て、支持されるのは素晴らしい」と目を細めた。

 今井氏は1年生ながらも内閣府大臣政務官や参院国対副委員長などの要職に抜擢され、先の衆院選の政見放送では岸田文雄首相のアシスタントも務めた。

 岸田首相は「(SPEED)当時の華やかさはそのままに意外と言ったら怒られるかもしれないが、勉強熱心で子供、女性、沖縄にかかわる課題に積極的に取り込み、多くの成果を上げている。私や日本にとっても大切な政治家。そのためにはお一人おひとりの力が必要」とビデオメッセージを寄せた。

 多くの激励を受けた今井氏は「ご迷惑をかけたこともたくさんありました。支えてもらった皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と頭を下げ、来年、本土復帰50周年を迎える出身地の沖縄振興や手話言語条例の普及などに取り組む決意を見せた。

 最後に「ダンスが教育の一つである。子供たちに体を動かす楽しさ、ダンスを通して、人生が豊かになってほしい。親子ダンスで、親子の絆、感謝の気持ちを込めてお届けしたい」と10人以上の親子ダンサーらとともにダンスを披露。SPEED時代と変わらぬキレの良さを見せていた。