宇多田ヒカル(38)が先日、インスタグラムのライブ配信で、自分は女でも男でもないノンバイナリーだと告白した。

 英語で話し始めた宇多田は、6月は世界各地でLGBT関連イベント目白押しの「プライド月間」であることに触れ、「私はノンバイナリー。だから、ハッピープライド・マンス!」とサラッと明かした。

 宇多田はバツ2で、5歳の男の子と暮らすシングルマザー。だが男にも女にも性的指向があるバイセクシュアル(LGBTのB)とは違う。また、生まれてきたときの性と性自認(こころの性)が一致しないトランスジェンダー(LGBTのT)とも違う。

 ノンバイナリーとは、自分のことを女とも男とも位置付けていない人のこと。性自認と性表現(どの性として振る舞うか)を、女か男かの2択で分類しない。例えばファッションや言葉遣いなども、男女の境界をなくし「ジェンダーレス」という価値観に基づいて自己表現する。

 自身がノンバイナリーだと公表している海外セレブの言葉を借りれば「日によって男だと感じるときもあるし、女な気がする日もある」とのこと。

 米ニューヨーク生まれで海外生活も長く、ワールドワイドな宇多田だが、「ノンバイナリー」という言葉はここ数年で知り、自分がそれに当てはまるというのは最近自覚した。先月18日のインスタ投稿では、法的にノンバイナリーを認める国々で、「Mr.」「Miss」などと同等に使われているノンバイナリーの敬称「Mx.(ミクス)」を紹介していた。

 壇蜜やカズレーザーなど、日本でバイセクシュアルをカミングアウトした有名人はいるが、ノンバイナリー告白は宇多田が初めて。こうしたLGBT以外のセクシャリティーも多い。そのため近年では、「クイア(性的少数者の総称)」「クエスチョニング(性自認や性的指向がまだ?な人」の頭文字「Q」やさらに「+」をつけ、「LGBTQ」「LGBTQ+」という表記が浸透しつつある。

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