超重量級ロックバンド「Dire Wolf」が25日、都内の渋谷スターラウンジで、メジャーデビュー記念ライブを行った。

 ボーカルの前川侑那(27)は106キロ、ベースのSHISHOは170キロの巨漢。侑那はデビュー50周年を迎えた大御所演歌歌手・前川清(70)の次女で、名門・洗足学園大を卒業している。在学中からロック、R&Bなどあらゆるジャンルのバンドでノドを磨いた。

 2015年に大学時代の友人だったSHISHOとユニットを結成。曲作りを重ねるとともに、暴飲暴食で30キロも成長した。ちなみにSHISHOは60キロ増で、メンバー2人の合計は276キロのモンスターユニットだ。

 兄の紘毅(33)も歌手だが、父親に一番歌声が似ているのは侑那だとか。サッカーに打ち込んだ後、音楽の道に足を踏み込み、7年かけて夢のデビューにこぎつけた。

「世間では2世という感じで捉えられるかもしれないが、バンド活動をやる中でいろんな人が見守ってくださった。皆さんもぜひ、私たちの音楽を聞いてから判断いただければ」と自信をのぞかせる。

 米歌手・P!NK(39)に影響を受けた歌声は迫力満点で、そこに父の面影はない。SHISHOの紡ぎ出す最先端ロックサウンドと相まって、確実に世界で勝負できるクオリティーを誇っている。

 ところで、前川といえば宇多田ヒカル(36)の母・藤圭子さん(故人)の前夫で「ヒカルの父親です」というジョークが持ちネタだ。もちろん、ヒカルは藤さんと宇多田照實氏(70)との間に生まれており、前川とは何の血縁もない。

 ただ、昨年は同時期に前川が新曲「初恋」を発表し、ヒカルが同名のアルバムを出すという偶然があり、前川は「僕の初恋は藤さんだから。何かの縁を感じる」と喜んでいた。

 本紙が侑那に“姉”について尋ねると「音楽の世界に身を置く者にとって、宇多田さんは神的な存在。血もつながっていないし、私なんかと一緒にしないでいただきたい。父のそのネタは好きだけど。父は本当に変わっていて、何かに縛られることがなく、ふざけ倒して生きたいという人なので」と苦笑した。

 その父は前日に東京・明治座で「50周年記念 前川清特別公演」をスタート。女性とのトラブルでメンバーが脱退し、4人組になった歌謡グループ「純烈」を伴って初日会見を開いた。前川は後輩をいじり倒して会見場を爆笑の渦に巻き込み、再出発を温かく後押しした。

 侑那は「きのう、父と電話で話したが、話題の純烈さんがいて、あれだけふざけ倒すのはすごい。どうしようか悩んだようだけど、本番に強いのだと思う。生まれ持った才能なのかな」と、父の偉大さを再認識した。