“女版ジャニーズ”に驚がく報道だ。黒木メイサや桐谷美玲ら有名女優が所属する芸能事務所「スウィートパワー」の岡田直弓社長が、未成年女優Xに“夜のダブルベッド”を強要していたと11日発売の「週刊文春」が報じている。同誌は岡田社長がXにセクハラ行為に及んだとしたが、同事務所は公式コメントを発表し、徹底抗戦の構え。さらに、本紙の取材には「タレントの未来をつぶす気か!」とブチギレで、混沌としている――。

 文春によると、Xはまだ中学生のころに岡田社長に見初められ芸能界入りを決意。親元を離れ、岡田社長の5億円を下らないとされる豪邸に同居しながら、活動する未成年女優だ。ところが岡田社長からダブルベッドで一緒に寝ることを強いられ「キスしたい、ハグしたい」などとセクハラ行為を求められたという。精神的に追い詰められたXは、先月4日に過呼吸で倒れるほどだった。

「現在は同居はしていませんが、Xが会った人や寝る時間、トイレの回数までマネジャーに逐一報告させる“監視生活”と報じた。文春の取材に応じた岡田社長は一緒に寝ることやセクハラ行為を否定しています」(ワイドショー関係者)

 発売前日の10日に「文春オンライン」で概要を報じられたことを受け、事務所の公式サイトでコメントを発表した。

 Xに対してのセクハラについて「事実はございません」と否定。その一方で、所属女優に対してサポートや指導の過程において「その距離の取り方において不快な思いをさせていたということであれば、その点は誠に申し訳なく、率直に反省しなければならないと考えております」と記載。

「事実と異なる記述が多数含まれている本件記事は、一方で、岡田の私生活に関する事柄や性的志向・ジェンダーに関する事項など、公開を欲しない内容が興味本位に記述されており、これらは明らかに岡田の人権やプライバシーを侵害するものです。岡田の人格に対する誤った印象を植え付けようとする本件記事に対し、法的措置を含めた対応を検討してまいります」と文春に対し、徹底抗戦する意向だ。

「社長は業界でもかなりのやり手。金の卵をスカウトするためなら、何日間も通う労を惜しまない。そして確かに売れていく。ジャニー喜多川さんも売れるタレントを発掘する才覚に優れていましたよね。タレントや社員もみんな女性なので“女版ジャニーズ”と呼ばれている」(同関係者)

 かつては堀北真希さんが所属し、今でも数々の有名女優が名を連ねる有名事務所だ。それだけに、報道が事実ならば衝撃は計り知れない。

 本紙は改めて同事務所に電話で事実確認を含めて直撃。すると、チーフマネジャーが対応し、次のように回答した(以下、一問一答)。

 ――一緒に寝て、セクハラ行為をしたのか

 マネジャー まったくの事実無根です! 岡田社長の自宅なのは確かだが、X1人が住んでいるのではなく、みんなで共同生活を送っている寮みたいなもの。(話が)作られている。

 ――では何人住んでいる

 マネジャー 人数の詳細は申し上げられない。

 ――2月4日にXは過呼吸で倒れた

 マネジャー もともと彼女はそういう症状持っている。持病なのであって、セクハラが原因で倒れたのではない。大げさに書かれすぎて本人がかわいそうだ。

 ――現在、Xは監視される生活を送っているとか

 マネジャー 一人ぼっちでは倒れた時に心配でしょう。付き人による体調管理ですよ。

 ――文春の取材に岡田社長は「反省するとしたら接近が多かった」とある。具体的に接近とは

 マネジャー 意見を求められた際に親身になったのではないか。ただ、特別扱いしていたというわけではない。

 ――Xは現在も所属している

 マネジャー しています。とても賢い子。その子の未来をつぶすようなことだけはどうか辞めていただきたい!

 真っ向から反論するのだが…文春の第2、第3の矢は飛び出すのか。