あざとかわいい〝女優アナ〟はヤメタガリストだった? フリーアナウンサーの田中みな実(35)が今月いっぱいで、レギュラー出演するTBS系バラエティー番組「ジョブチューン」「有吉ジャポンⅡ」を卒業する。この理由については一部週刊誌で、本格的に女優に転身するためバラエティーを〝放棄〟したと厳しく報じられたが、改めて追跡すると、以前から〝やめたがり〟な一面が見えてきた。

 発端は1月発売の「女性セブン」の報道だった。それによると、田中が3月末で「ジョブチューン」「有吉ジャポンⅡ」を降板。理由は、バラエティーを〝放棄〟して女優へ本格転身するためだという。2月発売の「フラッシュ」も、降板は女優に専念したい意向があった、と続報した。

 結局報道された通り先月22日、田中が両番組を卒業することが発表された。今後はやはり、女優へガンガン挑戦していく気なのだろが、耳寄りな情報が舞い込んできた。

「みな実さんは『やめたい!』って口走っちゃうことが結構多いんです」(知人)

 悪女を怪演して評価をグンと上げた昨年4月期のテレビ朝日系連続ドラマ「M 愛すべき人がいて」でも、「やめたい!」とこぼしていたという。

「みな実さんは、あるインタビューで『M』について、『クランクインするまで不安でどうしたら断れるかと考えていた』といった思いを吐露していたんです。女優として評価されたあのドラマさえ、心配ばかりが募って逃げたかったと」(同)

〝やめたがり〟な一面は過去にも散見された。

 2017年9月発売のファッション誌「anan」の表紙で、肘で美巨乳を隠す〝肘ブラ〟のセミヌードを披露して称賛されたが、ここでも「『anan』の発売前に写真を確認したら、『ちょっとエッチすぎないですか』とおじけづいちゃって、セミヌードの公開を『やめたい』と漏らしたそうです」(関係者)。

 昨年1月には、170万人のフォロワーを抱えていたインスタグラムを終了している。このインスタは、抜群のプロポーションを生かして19年12月に発売してバカ売れした写真集「Sincerely yours…」のPRの一環で始めたもの。本人は昨年1月、TBSラジオのレギュラー番組「田中みな実あったかタイム」で、インスタを終了する理由を「性格が完璧主義だから、毎日上げたい(アップしたい)と思っちゃう」「中途半端な投稿はしたくない」と説明した。

 同年8月には、フリーアナウンサー宮根誠司、羽鳥慎一らが所属する芸能事務所「テイクオフ」を突然〝やめ〟て、広末涼子や有村架純、唐田えりかなどが所属し、女優のマネジメントに定評のある「フラーム」へ移籍し、業界を驚かせた。

 同年10月放送のNHKドキュメンタリー番組「プロフェッショナル」では、芸能界での仕事に全精力を注ぎながらも「この仕事に固執していない。いつでもやめる覚悟がある」と達観した心境を口にしている。

 やめたい理由は、女優業への本格挑戦だったり、仕事に対する不安だったり、完璧主義でハンパなことを許さなかったり――さまざまだが、〝やめたがり〟な一面があるようだ。

「周囲からはエゴイスト(利己的な人)、ナルシスト(自己愛が強い人)といった『――スト』にならって、『ヤメタガリスト』なんて陰で呼ばれだしました」(同)

 局アナ時代はぶりっ子キャラでブレーク。14年にフリーに転じ、最近は〝あざとかわいい〟キャラで支持されている。あのウルウルした瞳で「や~めた」と言われたら、周囲はたまったもんじゃない!?