「モータウン」の顔「シュープリームス」のメアリー・ウィルソンさんが死去

2021年02月09日 17時30分

1973年に来日した際のシュープリームス

 1960年代のアメリカを代表する音楽レーベル「モータウン」の〝顔〟として数々のヒット曲を生んだ女性3人組「シュープリームス」(=スプリームス)のメアリー・ウィルソンさんが8日夜(日本時間9日)、ラスベガスの自宅で亡くなったことが分かった。76歳。米芸能誌「バラエティ」(電子版)が報じた。

 シュープリームスのオリジナルメンバーは、フローレンス・バラードさんが76年に32歳の若さで他界し、メアリーさんも死去したことから、ダイアナ・ロス(76)だけが存命となった。

 同誌によると、メアリーさんは同日突然倒れ、そのまま死亡した。死因など詳しいことは分かっていない。

 メアリーさんの広報担当者ベリー・ゴーディ氏は「モータウン・ファミリーの重鎮であるメアリー・ウィルソンの突然の訃報にとてもショックを受け、悲しみに打ちひしがれている」との声明を発表した。

 同氏はメアリーさんがダイアナとフローレンスと共に60年代初頭、モータウンに参加。「連続でナンバーワンヒットを記録し、テレビやナイトクラブの出演など前例を見ない大活躍で、自分たち自身やモータウンの後輩らに成功の扉を開いた」と続けた。

「愛はどこへ行ったの」や「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」、「恋はあせらず」など多くの名曲を残したシュープリームスだったが、67年にフローレンスさんがアルコール依存症で解雇され、69年にはダイアナが脱退した。

 その後、メアリーさんをリーダーとして新たなメンバーを入れ替えながら活動を続けたが、77年にメアリーさんは独立を決意。同年、ロンドンでのフェアウェルコンサートをもってシュープリームスの歴史は幕を閉じた。