香港〝民主の女神〟周庭さん収監で「歌ってみた動画」見納め危機

2020年11月24日 11時48分

収監された周庭さん(ロイター)

 昨年6月に香港政府の「逃亡犯条例」改正案に反対してデモを扇動したとして、無許可集会扇動などの罪に問われていた香港の民主活動家の周庭さん(23)ら3人が23日、収監されたことに多くの日本人が怒っている。

 昨年8月に周さんらは逮捕され、起訴後に保釈されていた。23日になって保釈の継続が認められず即日収監に。12月2日に量刑が宣告される。刑期は最高5年となる可能性がある。

 公判前の記者会見で周さんは「人生で初めて収監されるかもしれない」と不安を漏らしていた。

 収監のニュースは日本中に衝撃を与えた。周さんの名前がツイッターのトレンドになるほどで、怒りの矛先は中国政府に向かった。「#FreeAgnes」というハッシュタグで、抗議の声を上げる人たちが続出し、中国製品の不買に言及する人まで出てきた。

 日本で抗議の輪が広がる理由には、周さんたちの民主化を願う運動が共感されていることが一番大きいが、周さんのキャラクターが親しまれていることも外せない。

 周さんは日本のアニメやアイドルが好きで、日本語を学ぶほどののめり込みよう。今年8月に香港国家安全維持法違反容疑で逮捕された時は、保釈後に「(欅坂46の)『不協和音』の歌詞が頭に浮かんだ」と発言していた。

 実はユーチューバーとしても人気だ。チャンネル登録者は32万人もいる。「最近は(ディスカウントストアの)『ドン・キホーテ』のテーマ曲を日本語で歌う動画をアップして好評でした。『もっと歌ってほしい』というコメントが多く、さらなる飛躍が期待されていました」(ネットウオッチャー)

 周さんの誕生日は12月3日。24歳になった報告をユーチューブで発信できるか。