性的暴行で服役中にコロナ感染か 「#MeToo運動」発端の元大物プロデューサーが重体

2020年11月18日 18時00分

ハーヴェイ・ワインスタイン(ロイター)

 女優らへの性的暴行などで今年3月に禁錮23年の実刑判決が言い渡されたハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン受刑者(68)が新型コロナウイルスに感染しているとみられ、重体だと米芸能サイト「TMZ」が18日伝えた。

 TMZによると、ワインスタイン受刑者は収容されているニューヨーク州のウエンデ矯正施設で治療を受けている。

 医師らによると、38度4分の熱があったため、17日にPCR検査を行った。まだ結果は出ていないものの、新型コロナに感染している可能性が高いとして72時間の隔離処置を施しているという。

 ワインスタイン受刑者はもともと心臓疾患や高血圧、椎間板ヘルニアが悪化した脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)など多くの持病があり、収容施設の担当医らは同受刑者の容体について「良くない」とTMZに明かした。

 同受刑者は収監されていた3月にもPCR検査で陽性反応を示したが、その際は無症状だった。

 同受刑者をめぐっては2017年、数人の女優らが長年にわたるワインスタイン受刑者からの性的暴行やセクハラを告発したことが発端となり、多くの女性が同様の被害を訴え出た。この一連の告発はハリウッド発の「#MeToo運動」として海外にまで広まった。

 ワインスタイン受刑者は「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(97年)や「恋におちたシェイクスピア」(98年)、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなど、90年代から事件が発覚する直前まで数々の名作を手掛けた。

 事件後、同受刑者はハリウッドから追放され、2004年にエリザベス女王から贈られた大英帝国勲章も9月にはく奪されることが報じられた。