やっぱり終了の方針は変わらなかった。「ナインティナイン」矢部浩之(48)が司会を務めるサッカー番組「やべっちF.C.」(テレビ朝日系)が今月27日に最終回を迎えることが判明した。

 当初、8月中旬での放送終了も検討されていたが、最終的にほかの番組同様、秋の番組改編期に終了することになった。

 7月に本紙が番組終了の一報を報じると、番組を愛する数多くのサッカー選手が「番組継続」を嘆願。アルビレックス新潟の鄭大世が「Jリーグ、サッカーファンにとっても決して無くしてはならない天然記念物並の番組です。子供達の夢もここから生まれます」とツイートするなど、多くの選手が声をあげた。

 ネット上でも番組の継続を願う声が大きい。テレ朝関係者によると「まさかここまで番組が愛されているとは思ってもみませんでした」と反響の大きさに局内も驚いているそうだ。

「制作費の高騰が番組終了の原因となってしまいましたが、何かいい形で番組のDNAを残せないか、検討しています」(前同)。地上波放送は終わっても、インターネット放送に〝移籍〟できないかなど、さまざまな道が模索されているという。

 Jリーグは新型コロナウイルスの影響で中断していたが、6月から再開(J1リーグは7月)した。まだ観客制限があるとはいえ、熱狂を取り戻している。その中で「やべっちF.C.」が果たしてきた役割は非常に大きかったのだが…。

 新たな形で戻ってくるのか、報告を待ちたい。