違法薬物を所持したとして、覚せい剤取締法違反(所持)などの罪に問われたシンガー・ソングライター槇原敬之(本名・範之)被告(51)の“すべて”が明らかになるのか。

 東京地裁で当初は17日に開く予定だった同被告の初公判が、見送られることが15日に関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染状況を受け、多くの傍聴希望者が集まることへの懸念があったとみられる。

 起訴状によると、仕事場などとして使用していた都内のマンションで2018年3~4月、危険ドラッグ「ラッシュ」約64・2ミリリットルと覚醒剤約0・083グラムを所持。今年2月には、東京都渋谷区の自宅でもラッシュ約3・5ミリリットルを所持したとしている。

 司法関係者は「本人は大筋で容疑を認めているが、『一昨年以降はしばらくやっていない。検査しても使用反応は出ないと思う』と供述しています。実際に尿検査は陰性で、違法薬物は検出されていない。前回逮捕された99年から20年以上経過しており執行猶予がつくとみられます」と言う。

 一部報道によると、現在は自宅でレコーディングに没頭しているというが、本人にしてみれば早く判決が下って、スッキリした形で動きだしたいに違いない。

 芸能プロ関係者の話。

「やはり初公判で注目されるのは、かつて槇原被告のパートナーだったAさんの出廷でしょう。ここで、どういう発言が飛び出すのか。おそらく同被告が言う通り、長期間、薬物はやっていないにしても、使用時の様子やAさんとの関係性などもつまびらかになる可能性があります」

 本紙が、今年1月にイニシャルで同被告の薬物疑惑を報じた際、薬物をキメながらSM行為にふけっていた可能性を指摘したが、それも明らかになる!?

 いずれにしても、希代のヒットメーカーの2度目の公判から目が離せない。