ホリエモン都知事選不出馬?小池陣営を緩ませる「死んだフリ」か

2020年06月01日 17時00分

堀江貴文氏

 実業家・堀江貴文氏の東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)への出馬がトーンダウンしてきた。小池百合子都知事を欺く陽動作戦にも見えるが…。

 31日に東京・港区長選が告示され、会社員の柏井茂達氏が「ホリエモン新党」から出馬した。同党はNHKから国民を守る党の立花孝志党首が設立し、柏井氏は堀江氏のイベント運営会社の代表でもある。

 堀江氏のサプライズ応援も期待されたが、姿はなし。堀江氏の秘書・斉藤健一郎氏がマイクを持ち、「堀江は(区長選やホリエモン新党とは)一切関係ありませんが、笑顔で『(明日、選挙)頑張っておいで』と、ありがたい言葉を頂いている。目一杯、楽しんでいきましょう」と第一声を上げてみせた。

 都知事選にホリエモン新党からの出馬を決めている立花氏は、堀江氏との都知事選ダブル出馬に動いているが、「堀江さんはちょっと迷っている。(出馬すると)いろんなビジネスに障害が出てくる。立候補しなかったとしても我々、政治家が堀江氏の政策を実行していく」と慎重な言い回しに終始した。

 また斉藤氏も「堀江は港区、東京を愛しているが、表に立って走ると、一つのことしかできない。新党が勝手に(堀江)イズムを受け、継いだ人たちがやっていかないといけない」と堀江氏の不出馬も視野に入れてのビジョンを示した。

 堀江氏が立花氏の選挙手法に興味を持ったのは、政治と選挙を分離したことにある。選挙に出なくても自分の考えを実行してくれる代弁者がいればいいという考えだ。

 柏井氏や立花氏はある意味、堀江氏の代弁者ではあるが、区長選や都知事選で勝つのは至難の業。堀江氏もその難しさは分かっているハズだ。

 ただ堀江氏が出版した都政改革の提言本「東京改造計画」では、小池氏を「愚かなバカ殿」呼ばわりまでしている。周辺は「小池都政への怒りようはハンパではない」と話している。堀江氏の不出馬観測は小池陣営を緩ませる「死んだフリ」「ダマテン」の可能性が高いが…。