13日放送の日本テレビ系「スッキリ」は、安倍晋三首相(65)が歌手・星野源(39)が公開した楽曲「うちで踊ろう」とコラボした動画に批判が集まったことを特集。司会の加藤浩次(50)は「バカにされている気がする」、近藤春菜(37)は「ちょっと違う」と安易なコラボに苦言を呈した。

 安倍首相は12日に公式ツイッターで、ギターを弾き語りする星野の動画に、お茶を飲み、犬と触れ合い、優雅にくつろぐ様子を組み合わせた動画を公開。すると「なにこれ?」「何様」などと大炎上した。

 近藤は「星野さんは役者・歌手という立場から、自分がどういう発信ができるか、役目を感じられて、影響力も十分理解された上で、こうやって発信されて、受け取った側が歌詞も歌も素晴らしいな…ここにコラボさせてもらうには、自分の立場としてどういうことが発信できるだろう。それでいい輪が広がっている」とコラボの意図を解説。自身について「私は芸人という立場から、この歌と一緒にどうやったら笑ってもらえるか、家にいてもらえるかを考えながら発信したんですよね」と説明した。

 安倍首相の参加に対し「安倍首相は立場的には一国のトップ。その立場とか役目を考えたときに、国民を喜ばせたり安心させたりするのは、この発信ではないなって。みんな、自分の立場を考えながら発信させてもらっていたので、これはちょっと違うなって。補償などの発信をすることで、トップは国民を安心させるんだなって思いましたね」とコメントした。

 加藤は「僕の感じるところなんですけど、首相周り官邸周りがちょっとずれてるなって思いますよね」と安易なコラボをバッサリ。優雅な自粛生活のコラボ動画について「ちょっと、バカにされている気がするんですよね。周りの人間が動いてこうなったのか、首相が止められなかったのか、思ってしまう」と首をかしげた。