9日のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は情報配信サイトが集団提訴された話題を取り上げた。

 都内の男性ら5人が名誉を傷つけられたと主張し、運営会社に怒りをぶつけた。ツイートを事実とは異なる形で改悪されたり、いたずらに中傷をあおったり、フェイクニュースを報じられたと主張している。
 
 取材生活31年目に突入したテレビ朝日・玉川徹氏(55)は「ネットメディアって名乗ってるんでしょ。(ネットメディアには)しっかりしているところもあるけど、そうじゃないとこもあって、雲泥の差がある」と指摘。

 実際に記事を読んだ感想として「扇情的な見出しをつけて、ネトウヨみたいな読者がいっぱい見てくれればいいや、みたいな感じで作っているんだろうなコレは。記事読めば、そういうふうに見えました」と語った。

 一方で「スポーツ新聞もネット記事を上げているけど、同じように書かれている立場からすると、大きなメディアがやっているところは、抑制が利いている。事実から外れないし、曲解を与えるようなことは書きませんよね。そこは全然違う」と違いを説明した。

 この情報配信サイトは2013年に開設された。ライターは匿名で、責任者なども不明だ。

 玉川氏は「雲泥の『泥』は1人だってできる。責任だとか、ちゃんと考えた上でやっているのか」と行き過ぎた過激な偽の情報発信にクギを刺した。