新元号「令和」を予言した男の“驚愕”

2019年04月02日 16時30分

新元号・令和の発表を伝えるテレビ各局の画面

 日本中がテレビにくぎ付けとなった1日の改元発表、新元号は「令和」だった。これまで新元号については、さまざまな予想や予言がネット上に飛び交っていた。そんな中で、なんと「3年前の2016年に平成の次の元号が『令和』になると予想していた」と思われる書き込みがツイッターで発見され、大きな話題になっている。書き込んだのはいったい何者なのか。超能力者か、はたまた未来からやって来たタイムトラベラーか? 専門家の分析によると――。

 ツイートでは「明治大正昭和平成令和 違和感ないね!」と記されており、日時は2016年7月13日午後7時41分。書き込んだ人物は「しゃん」と名乗る一般の男性だったようで、該当のツイートから遡ると、何らかの大喜利、つまりネタで新たな元号を考えてみただけのようだ。それにしても「違和感ない」と言いながら、ピタリと当てたことには、多くの人が驚いた。

 常用漢字は2136文字あり、そのうち2文字を組み合わせると、456万2496とおり(同じ漢字のダブリを含む)となる。偶然でも当てることなど不可能だろう。しかも、ツイートした時間の午後7時41分は19時41分でもある。新元号が発表されたのは、19年4月1日…。なんとも奇妙な数字の一致だ。

 ちなみにこの人物は17年4月ごろから、このアカウントでツイートしていなかったため、現状を不安に思う人もいたようだ。あるオカルト愛好家は「未来から来たタイムトラベラーが未来のことを暴露してしまったら、タイムトラベラーを監視する組織に消されるなんて噂がありますからね」と語る。また、2036年からのタイムトラベラー、ジョン・タイターは2000年に数多くの未来の状況をネットに書き残し、4か月で未来に帰ったとされている。

 しかし、今回の人物は単純に新しいアカウントに移行し、以後、この“予言”をした古いアカウントを放置していただけのようだ。

 新アカウントでは「あの、、すみません、、私新しいアカウントにしてしまったのでフォローしてくださった方には申し訳ないのですが、今後特になにがあるわけでもないです」とツイートしている。

 なお、この“予言”ツイートがあった日は、天皇陛下が退位の意向を関係者に示していたというNHKの報道があった日でもある(当時の時点では宮内庁側は退位を否定)。単純に偶然が重なっただけらしいが、それにしても不思議な偶然だ。

 オカルト研究家の山口敏太郎氏は「現在、ネットではさまざまな予言がされています。SNSや5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)で何げなくつぶやいたひと言が、未来に的中したりすることはまれに発生しています」と言う。

 ブログで予言していた地震が的中していたと公言する予言者や霊能者がいるが、調べてみると、地震発生後に投稿内容をいじった形跡があり、厳密に予言したとは言い難いことが多い。また、5ちゃんねるに書かれたことが後に的中することがあるが、これも事件や天災が発生した後に日付を改ざんして運営側が投稿した可能性もあるという。

「ツイッターやフェイスブックは一度投稿したものが大勢の人に共有されやすく、後日改ざんもしにくいため、精度の高い予言が確認されることが多いのです」と山口氏。

 投稿した人物は超能力者や霊能者でもなく一般人とみられ、たまたま偶然、天からの啓示が降りたとしか言いようがない。

 山口氏は「世界中で数億人の人間がSNSを使っているが、何百万人、何千万人に1人、このように未来を見事に的中してしまう人物が存在します。心理学的にはシンクロニシティ(いわゆる虫の知らせなど、意味のある偶然の一致)なのですが、非常に興味深い事例です。仰々しい霊能者や超能力者が予言するよりも、一般人が何げなく的中させることの方が恐ろしくなりますね」と指摘している。

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