元V6で「20th Century(トニセン)」の坂本昌行(50)、長野博(49)、井ノ原快彦(45)が、食品宅配サービス「Oisix(オイシックス)」の新テレビCMに起用された。

 同サービスは、有機野菜や合成保存料・合成着色料を使わない生鮮食品のEC食品宅配。17日から関東エリアでスタートしたCMは、広々とした畑を背景に、オイシックスの食材を使って料理するトニセンが周囲の人々に〝神対応〟するという内容だ。

 ところが、今回の起用を驚きを持って受け止める業界関係者は少なくない。

「もともと有機野菜や旬の食材のイメージは、ジャニーズ内でもTOKIOだからです。バラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』などを通して〝農業アイドル〟という新しいジャンルを確立したほど。今回、トニセンになったのには意外でしたね」とは芸能プロ関係者。

 お株を奪われた格好のTOKIOだが、トニセンのイメージが抜群なのは間違いない。井ノ原は瀬戸朝香、長野は白石美帆、そして坂本は昨年末に朝海ひかると結婚。3人はいずれもスキャンダルがなく、円満な家庭のイメージがある。特に井ノ原はNHK「あさイチ」の初代キャスターを8年間務め上げ、ファミリー層への訴求力は絶大だ。一方のTOKIOはというと…。

「2018年の元メンバーの山口達也の問題でほかのメンバーは謝罪会見を強いられ、気の毒なことにその影響がいまだ尾を引いているのは否めません。また、結婚している城島茂や国分太一はともかく、松岡昌宏は未婚ですからね。ファミリー向けのCMという点ではトニセンに軍配が上がる」(テレビ局関係者)

 TOKIOは昨年4月、ジャニーズ事務所から社内独立し「株式会社TOKIO」を設立。ジャニーズ内から強力なライバル出現だ。