演歌歌手の田川寿美(43)が27日、新曲「恋はひといろ」のヒット御礼懇親会を都内で開いた。

 この日は着物でなくシックな洋装で登場したからか“かわいいアラフォ~”といった雰囲気。黒ずくめながら「田川のイメージカラーはピンク」と言われても違和感はない。それにちなみ、本人がプロデュースしたピンク色の料理(明太子クリームパスタと、ベリーのムース)が振る舞われた。

 デビュー28年目。昔はこうした懇親会やパーティーがたくさんあったが、今はめっきり減った。「またこうして皆さんに集まっていただけるっていうことが、改めてありがたいことだとつくづく感じながら時間を過ごさせていただきました」と田川はしみじみ語る。

 若いころは「自分が好きな歌を歌えるだけで幸せだった」そうだが、今は違う。「演歌、歌謡曲を大好きな方々の、ちょっとでも癒やしになれれば、役に立てればいいな~ってホントに思います」

 所属事務所の宣伝部長は「田川の魅力を存分に生かして、これからもいい歌を歌って30周年、40周年と迎えていきたい」とあいさつしたが、本人は業界紙関係者を前にこう宣言した。

「これから40代、そして50~60代に向かっていくにつれて、もっともっと、真の人間としてちょっとでも役に立てればいいなぁと。そんな思いのいいエネルギーで挑戦していけたらなと考えております」。少なくとも60代までは歌手を続けるつもりだ。