歌手の華原朋美(44)が11日、東京・文京区のホテル椿山荘東京でディナーショーを行った。同ホテルでは4年連続となる。今夏には突如としてSNSを閉鎖したため、ディナーショーの開催が危ぶまれるどころか、引退説までささやかれる状態に陥っていた。だが、この日の華原は一部で報道された“激太り”を逆手にとって、“涙のダイエット”に成功したことを告白。すっかり“朋ちゃんスマイル”を取り戻し元気な姿を見せたが、今度こそ完全復活なるか――。

 華原が公の場で歌唱するのは、7月の日本テレビ系音楽番組「THE MUSIC DAY」以来。ファンの前に姿を見せるのも8月以来とあって、今回のディナーショーは注目を集めていた。

 ディナータイムの後に真っ白なロングドレスで登場した華原は、約70分にわたって「I’m proud」「I BELIEVE」などヒット曲12曲を披露。途中でミニスカートとロングブーツに衣装をチェンジし、客席を回るファンサービスも見せた。

 過去に何度もトラブルに見舞われている華原だが、2012年に芸能活動を再開してからは順調に過ごしていた。ところが、7月にSNSを閉鎖するという“異変”が起きたことにより、周囲は一気に騒がしくなった。

「華原の状態があまり良くないという話が出回った。ちょうどこの時期にストレスからか、かなり太ってしまい顔もパンパンになってしまったと一部で報じられたんです。それこそ表にも出てこなくなったため『このまま引退するのでは?』という説まで流れた」と芸能プロ関係者。

 さらに一部女性誌の直撃を受けた華原が「引退も考えています」と答えたことにより、引退説は加速する一方だった。

 そのためこの日のディナーショーも開催危機と報じられたが、「華原は秋ごろから再び意欲を取り戻し、恒例のディナーショーに向けて必死にトレーニングを積んでいた」とは音楽関係者。そのかいがあったのだろう。この日はいつもの“朋ちゃん”で、ショーでは「(所属事務所の)社長から、痩せないとこのステージには立たせないと言われたので、根性で1か月で9キロ痩せました! 泣きながらランニングしました!」と減量に成功したことを明かすと、会場は大爆笑だった。

 来年の予定はまだ何も発表されていないが、華原は「今年はお休みを多くいただいてしまいましたが、来年はもっと皆さんの前で歌う機会をつくっていきたい」と、集まった約450人のファンに約束。さらに「こうやって皆さんがチケットを買って来てくれることで私は生活ができます」と冗談交じりにおどけた。ちなみにチケットの値段は3万2000円。帰ってきた朋ちゃんにファンも大喜びだった。

 これまで何かと世間を騒がせてきた華原だが、今度は本当に大丈夫か!?