阪神は7日、社会貢献活動やファンサービスなどを継続して行ってきた選手に贈る「若林忠志賞」の本年度の受賞者が岩貞祐太投手(30)に決定したと発表。同日に甲子園球場で授賞式が行われた。

 岩貞は2016年に故郷・熊本を襲った熊本地震の復興支援として、義援金の寄付と少年野球チームへの用具寄贈を毎年継続。球団を通じ「熊本での地震が発生して以来、少しでも地元熊本のみなさんに貢献できることはないかと毎年寄付活動を続けてきた。熊本で一生懸命野球を頑張る子どもたちや、今も苦しい思いをされている方々の助けに少しでも自分がなれるように、今回いただいた若林忠志賞を励みに、より一層頑張っていきたいと思う」とコメントした。

 同賞は球団創成期にエースとして通算233勝を挙げる活躍をし、グラウンド外でも社会貢献活動やファンサービスを積極的に行ってきた若林忠志氏(故人)の功績を称え、2011年に阪神球団が設立。桧山進次郎氏や藤川球児氏も歴代の受賞者として名を連ねている。