無失点記録の西武・平良に続け!石垣島の野球少年は「捕手から投手転向」がトレンド

2021年06月02日 05時15分

西武・平良の成功例は地元に大きな影響力を与えている

 西武・平良海馬投手(21)の活躍が沖縄・八重山諸島の野球少年の新たなロールモデルとなっている。

 平良は1日の巨人戦(東京ドーム)で4―4の9回に登板し、2安打を許したが無失点で切り抜けた。これで開幕から27試合連続無失点としてパ・リーグ記録を更新した。29日の阪神戦(メットライフ)で2012年の岡島秀樹(ソフトバンク)に並んでいた。「しっかり準備はできていたと思う。走者を出して危なかったが、抑えることができて良かった」と朴訥な島人(しまんちゅ)の表情でほほ笑んだ。

 今や球団の枠を飛び越えて侍ジャパン、そしてメジャーも注目する日本球界屈指のリリーバーとなった右腕には出身地である沖縄・八重山諸島の中心地、石垣島の野球少年たちが何より羨望のまなざしを向けている。

 沖縄のアマチュア野球指導者の一人は「ひと昔前、中学、高校時代の平良が(ロッテの)大嶺に憧れていたように、今の石垣島の野球少年の憧れは当然のように平良になってきている。特に肩のいい中学生が捕手を経由して投手に転向する例が目立っています。やはり身近にそういう成功例があるというのは大きなこと」と平良が地元に与える影響力を語る。

 小学校2年生から野球を始めた平良の最初のポジションは「4番・捕手」。長打が売りの強打の捕手だった。

 その後、地肩の強さを見込まれて中学2年で投手に転向した平良の成功モデルが地元・石垣島の野球少年の中ではトレンドとなっており、この傾向は今後も加速していきそうだという。

 捕手から投手へのコンバート成功例では楽天・田中将大投手(32)がその代表例。メジャーでも1990年にエンゼルスから捕手としてドラフト6巡目指名を受けながら、その後投手に転向。最速102マイル(約164キロ)の快速球で通算358セーブを挙げたトロイ・パーシバルの例もある。

 平良の成功モデルが新たな〝八重山ドリーム〟となりつつある。

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