神奈川県の川崎競輪場で「第36回全日本選抜競輪」(GⅠ)が20~23日の日程で開催される。今節にかける思いはそれぞれだが、松坂洋平(38=神奈川)は弟から受け取った思いをつなげる。
弟の侑亮(ゆうすけ、22=神奈川)はA1、115期生で現在はA級1、2班戦で勝ち星を量産している。師弟の間柄でもあり、厳しくも温かい関係だ。そんな兄弟の一番のファンだったという祖父の小峯功男(こみね・かつお=享年83)さんが先月、他界した。
侑亮は祖父に届ける優勝を7日に前橋で飾り「兄につなげます」と語った。洋平も「次はボクが頑張る番です」と燃えている。
そんな洋平だが、今回はなんと125日間の欠場明け初戦になる。昨年10月の松戸記念で落車し、胸椎の圧迫骨折。「8ミリくらいつぶれました」。金網にぶつかる壮絶な落車で「前歯はお客さんのところに飛んでいった。1か月半はベッドで寝たきり」だったほどだ。
そんな苦しみを見せず、笑顔で、かつ力強く初日の一次予選2Rに向けて意気込みを語った。「南関で簗田(一輝)君と一緒だけど、状態が良くないみたいで…。自分も悔いは残したくないので、それぞれで走ります」。単騎での戦いになるが、祖父への思い、弟の頑張りに応える気持ちで、結果につなげる。












