「(LGBTは)子供を作らない。つまり『生産性がない』」と月刊誌へ寄稿した杉田水脈衆院議員(51)の大炎上で揺れる自民党で、また同性愛者への暴言が飛び出した。

 問題となっているのは同党所属の谷川とむ衆院議員(42)。7月29日に放送されたインターネット放送「AbemaTV」の討論番組「千原ジュニアのキング・オブ・ディベート」で、谷川氏は「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。趣味みたいなもので」と発言したという。

 谷川氏はその後「男の人と女の人が結婚をして子を授かって、家族という形態ができて、大昔からみなさん、同じようなことをして、国を衰退させないように、国が滅びないようにしてきたわけですよね。これは極端かもしれませんが、だからそういうものに対して、わざわざ法律を作って結婚して婚姻関係を結ぶということに、僕は意味がちょっとわからないんですよ」とも語った。

 同性婚のための法整備は必要ないという見解を示す中で出た「趣味発言」だったが、当然ながら、反発が上がっている。

 一方、杉田氏の「生産性なし」との寄稿については、抗議活動が拡大し、杉田氏の事務所にはゲイを自称する人物から「お前を殺してやる」などと書かれた脅迫メールが届くなど、波紋が広がっている。杉田氏は殺人予告メールについて7月23日、警視庁赤坂署に被害届を提出し、SNSに過去に投稿していたLGBT関連の記述を削除した。杉田氏はその後、寄稿についての見解を示していない。

 立憲民主党など野党は、杉田氏に説明を要求しない自民党の姿勢も問題視した上で「自民党は党としての見解を出すべきだ」としているが、さらに谷川氏の発言についても同様の批判が上がりそうだ。