NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」に出演中の女優・奈緒(23)が、美術展「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」(28日~9月24日、名古屋市美術館)の特別サポーターに就任した。

 ドラマで美術部員の役柄を演じている奈緒は、学生時代は美術部に所属し、今でも「見た映画の好きなシーンを切り取って」水彩画を描くという根っからの美術ファン。27日に行われた名古屋展開会式のスピーチで造詣の深さをうかがわせた。

 世界的にも重要な個人コレクションが日本で展示されるのは2回目。2020年にはチューリヒ美術館新館に一括して移管されるため、まとまって日本で観賞できるのは最後になる。それだけに「今回、ポスターにもなっている(ルノワールの)『イレーヌ嬢(イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢)』とゴッホさんの『日没を背に種まく人』を楽しみにしてきました」(奈緒)。

 特に内覧会でゴッホの作品を見たときには、子供時代のある記憶が鮮明によみがってきたという。

「美術部員だった私はコンクールで佳作を頂いたんです。そのときの大賞の作品が、ゴッホさんに影響を受けていたのかもしれないんですが、木に紫を使っていた。当時12、13歳だった私は衝撃で絵の前で泣いてしまったんです」

 その後もルノワールの筆致や「今日、一番出会えたなと思えた」というポール・シニャックの作品についても触れた奈緒。瞳を輝かせながら「今回約半分が初めて日本に来る作品だと聞いて、多分たくさんの出会いがあると思います。体中で体験していただいて、楽しんで帰っていただきたい」と、“最後の展覧会”を熱くアピールした。