ユーチューバー・ヒカルの「タモリさん面白くない」発言が、思わぬところに波及した。
ヒカルが取締役を務めるピザチェーン「ナポリの窯」の労働組合「ナポリの窯ユニオン」が22日に声明を発表。ヒカルが20日のユーチューブ動画で発した「タモリさん面白くない」発言について「公然大衆に対し不適切かつ配慮を欠いた発言」と断罪したのだ。
同ユニオンは「弊社のような日本の飲食業界、子供達の食育、宅配業界を背負う大手ピザチェーンとして不適切でした」と続け「今回の発言は極めて不適切であり、いかなる理由があろうとも正当化されるものではございません。弊社としても重大に受け止めております。今後は社内コンプライアンスおよび情報発信体制の見直しを徹底し、再発防止に努めてまいります」とした。
ナポリの窯の創業者の故宮下雅光氏とタモリは親交があるとされる。
同ユニオンは25日にも再び声明を発表。「このたび、弊社取締役であるヒカル氏からタモリさんに対する発言を契機として、SNS上において多くのご意見・ご批判を頂戴しております」と切り出し「度を越えた誹謗中傷や事実無根の断定的表現が多数見受けられ、看過できない状況です」と説明した。
その上で「断片的情報のみで弊社および関係者を攻撃する行為は不憫でしかたありません。ヒカル氏の放映内容も前半のみ切り取られ、あたかもタモリさんを批判しているように見えますが、後半では擁護しています。最後までご確認ください」と呼びかけた。
22日の声明でヒカルの発言を「不適切かつ配慮を欠いた発言」と表現しておきながら、25日の声明では「あたかもタモリさんを批判しているように見えますが、後半では擁護しています」。もはや何がなんだかわからない。ネット上では同ユニオンの〝ひとり相撲〟を指摘する声も上がるくらいだ。
「たしかにヒカルさんはナポリの窯の取締役ですが、〝広告塔〟の意味合いが強い。ヒカルさんは自由に発信したいからユーチューバーをやっているわけで、今回の騒動を機に企業側との関係がギクシャクしないか心配されます」とは中堅ユーチューバー事務所。
何より当事者のひとりであるタモリが一連の騒動に全く反応していない。騒動自体を把握していない可能性すらある。把握したとしても「興味なし」かもしれない。
一人歩きしている感もある今回の騒動、落としどころは――。












