故マイケル・ジャクソンの娘で歌手のパリス・ジャクソンさん(28)が、父の巨額遺産の管理を巡り「マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト」基金に対して6億ドル(約947億円)の分配を求める申し立てをロサンゼルスの裁判所に行ったことが分かった。米芸能ニュースサイト「ページ・シックス」が2日報じた。

 同サイトによると、パリスさんは申し立ての中で、マイケルさんの死から17年以上が経過したにもかかわらず、自身と兄プリンスさん(29)、弟ビギさん(24)が受益者となる信託に十分な資金が移されていないと主張。遺産が数十億ドル規模の収益を生み出しているにもかかわらず、子供たちへの支払いが管財人の裁量に委ねられていると訴えた。

 さらに、自身が昨年から遺産運営に疑問を呈したことで、法廷闘争や公の批判にさらされ、兄弟への支給額が大幅に減額されたとも主張。「このような運営は許されるべきではない」としている。

 一方、基金側は声明で、「米国歳入庁(IRS)との税務訴訟など未解決の法的問題が残っているため、信託への完全な資産移管はできていない」と反論。「支払いが削減されたとの主張は事実無根で、パリスさんら受益者にはすでに2億ドル(約315億円)以上が分配されている」と説明した。

 マイケルさんの遺産は音楽出版権や知的財産権の売却などにより現在も莫大な収益を生み続けており、資産価値は20億~30億ドル(約3150億~4730億円)に上るとみられている。