衰えるのはまだ早い。ボクシング3大世界タイトルマッチ(11月29日、両国国技館)の会見が14日、都内で開かれ、WBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗(34=BMB)はハシエル・アマドル(25=メキシコ)と初防衛戦を行うことが発表された。日本現役最年長の世界王者である寺地は脳に「伸びしろがある」と今後の成長に手ごたえを感じ、勝利に自信を示した。

 美肌の童顔で知られる寺地も気が付けば34歳。自身もキャリアの「最終章」に入ったことを公言している。とはいえ、まだまだ目標は高く、目指すは3階級目の複数団体統一王者。同興行でWBA同級王座に挑戦するユーリ阿久井政悟(倉敷守安)には、2025年3月にフライ級の2団体王座統一戦で勝利しており、互いに勝ち進んで再び対戦することに「僕も統一戦はしたいので、意識はします。この試合しっかり勝つことが一番なんですけど、その先は統一なので、そこまで楽しみにしていただけたらうれしいです」と意欲を示した。

 今回の相手は15勝(13KO)1分と高いKO率を残す強打者。その印象を「身長も高くて前に出てくる」と話し、「そこを僕のジャブでしっかり突いて、そんなに前に入らせないようにしたい」と戦いをイメージした。

 相手だけでなく年齢との戦いも気になるが、「別にめっちゃ落ちていくわけでもないし、そこまで衰えた感はない」という。そして「脳の回転の速さとか集中力だとかの方はまだ全然伸びしろがある感じがするので、そっちの方を伸ばしていきたい。その脳の部分の成長で強くなるのはまだできると思うので、そっちの方を伸ばしたい。体は維持で」と、さらなるパフォーマンス向上の可能性を口にした。

 リング上の脳の能力を見せることができるか。