ボクシングの帝拳ジムは14日に都内で会見を開き、11月29日に両国国技館で3大世界タイトルマッチを行うことを発表した。WBA世界バンタム級王者・増田陸(29=帝拳)が同級1位・堤聖也(30=角海老宝石)と初防衛戦、WBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗(34=BMB)がハシエル・アマドル(25=メキシコ)と初防衛戦を行い、WBA世界スーパーフライ級王者ダビド・ヒメネス(34=コスタリカ)にユーリ阿久井政悟(31=倉敷守安)が挑戦する。
堤はWBA世界バンタム級王座を保持していたが、2度目の防衛に成功した2025年12月のノニト・ドネア(フィリピン)戦で鼻骨を折るなどの健康上の理由により今年5月に休養王者に、7月には同級1位とされた。戦わずして王座を失い、23年8月に破っている増田が7月に同級王座決定戦を制したことで、再び拳を交えることになった。
会見では挑戦者ながら、同王座のベルトをカバンから取り出し、自身の前に置いて不敵な笑み。王座返り咲きへ「ケガでちょっと長い間休養に入ることになって、いろいろ迷惑かけたり、ややこしいことにさせてしまった。しっかり今は準備していっている最中なので、堤聖也を見せれるようにこれから頑張っていきます」と闘志を燃やした。
ベルトを持ち込んだ理由は「僕だけは(王座はく奪を)認めたらダメかなと。表面上、いろいろ肩書きとか見てくれのものは変わっても、本質的な部分は何も変わっていないと僕は思っているので」と説明。WBAの判断で失った王座を「盗まれた」と認識し、この一戦は「僕の防衛戦」と位置づけた。
前回の対戦は増田がデビュー4戦目だったことで「キャリアが浅かったっていうのも、僕の戦略のポイント的にあった」と振り返る。増田の強打を「今回は十分にキャリアをつけているので、あの強打を12ラウンド、考えたくないですよね」と警戒。「増田選手なら序盤に僕を仕留め切るか、中盤、終盤に倒すか、ダウンを取ったポイントで逃げ切るか、いろんなパターンがある。特に序盤で僕をぶっ倒す勝ち方も大いにあるので、そういうことも僕は想定しながら準備に入っています」と戦いをイメージした。











