4日に閉幕した愛知・名古屋アジア大会の組織委員会会長を務める愛知県の大村秀章知事の発言に、タイテックボール協会の重鎮たちが反論だ。

 大村知事は6日の定例会見でテックボールのタイ代表関係者がSNSで食事の不満を投稿した件に不満を述べた。すると、タイメディアが大村知事の言動を一斉に報道。8日には監督とコーチに限定した発言と釈明したが、タイ紙「タイ・ラット」は「タイのテックボール代表チームがアジア大会での食料不足について不満を述べたことに、愛知県知事が率直な意見を口にした。愛知県知事は再生回数稼ぎのためと主張し、そもそもタイに来てほしくなかったと語った」と伝えた。

 同国紙「デイリー・ニューズ」は「これらの発言はタイ国民を不快にさせただけでなく、多くの日本人からも不適切だとみなされた」と指摘。同紙によると、タイテックボール協会のレワットコーチは「金メダルを目指して競技に臨んだのであり、愛知県知事が批判したように再生回数を稼ぐために動画を投稿したわけではない。知事に対して恨みはなく、そもそも苦情を申し立てるつもりもなかった」と語った。またプリヤパス会長は「動画で不快感を与えたのであれば申し訳ない」などと謝罪したという。

 レワットコーチは「大会に出場した目的は再生回数稼ぎではなく、金メダルを獲得することだった。そもそも私はSNSをあまり利用しない。知事には大変お世話になりました。動画ではそうした私たちの幸福な側面が伝わらなかったかもしれない」とも説明。32年ぶりの自国開催となったアジア大会は、閉幕後も競技外で話題を集めてしまっているようだ。