愛知・名古屋アジア大会サッカー男子決勝(4日、豊スタ)で起きた前代未聞の〝国旗掲揚問題〟が波紋を広げている。

 韓国はU―21日本代表を1―0と撃破して4連覇を果たしたが、チームにとって最大の栄誉の瞬間である表彰式でとんでもない事態が発生した。

 2位の日本や3位の中国は国歌斉唱時に通常どおり国旗が掲揚されたが、優勝した韓国の国歌が斉唱された際に、なんと韓国国旗が掲揚されなかったのだ。国歌斉唱が終わってから韓国国旗は掲揚されたが、時すでに遅し。会場からは大きなヤジやブーイングが起きて、大騒動に発展した。

 韓国では、国家そのものを侮辱する愚行として猛批判が沸き起こっており、さらには今回の事態が〝事故〟だったのは、それとも〝わざと〟だったのかが議論の的となっている。

 韓国メディア「フィナンシャルニュース」は「決勝戦で日本を破ったところ太極旗が掲揚されなかった…『意図的なのか』」と糾弾。同国メディア「スポーツタイム」も「意図的なものだったのか サッカーの金メダル授賞式で、タイミングよく掲揚されなかった太極旗」と報じた。

 同メディアは、サッカー代表チームの主将であるイ・ギヒョクのコメントを紹介。韓国国旗が掲揚されなかった件について「意図的なものだったとしたら、非常に残念だ」とわざと掲揚しなかった可能性について言及した。

 続けてイは「表彰式はお祝いすべき場だと思う。私たちがこれほど一生懸命頑張ったのに、太極旗をきちんと広げることさえできなかったのは残念だ」と重ねて批判。「選手たちもそうだが、ここまで応援に来てくれたファンの方々も不満に思われたのではないか」と運営側に疑問を呈した。

 韓国側が意図的と疑う背景には、今大会で異例のトラブルが続出していることがある。9月18日に行われたホッケー男子の韓国―バングラデシュ戦では、試合前の国歌斉唱時にあろうことか韓国の国歌を北朝鮮のものと取り違える事件が起きて、韓国選手団が正式に抗議した経緯がある。

 韓国側の怒りは頂点に達しているようだ。