〝だんまりモード〟に突入か――。阪神・藤川球児監督(46)が28日に甲子園室内練習場で行われた全体練習後に報道陣の取材に対応。悲願の連覇をかけたシーズン最終盤を迎える中、この日はいつになく慎重な受け答えを繰り返した。

 優勝マジック「4」で29日から本拠地・甲子園で3連戦を迎える心境を問われると「雨が降らずにね、3試合やりたいなというのが一番。天気がなんとか持ちそうなんですかね。天候に恵まれたいですね」と、気になるのは空模様だと強調した。

 優勝争いが佳境を迎える中で、ナインの緊張感についても「どうなんですかね。それはもうプロ野球選手をやってる間はずっと同じだと思いますけどね。そういう緊張感があるというのは」と淡々。

 さらに展開次第では、連覇決定の舞台となる巨人戦(10月1日、甲子園)の話題を振られても「明日の試合のことがありますから」とピシャリ。シーズン序盤にはG戦について「大いに燃える」とも語っていたが、この日は一転して慎重姿勢を崩さず目の前のヤクルト戦だけを見据えた。

 さらに報道陣が質問を重ねても「その質問に対する答えを持ち合わせてないですね」と多くを語らず。「今日は朝が早いということと、明日に試合があると。天候が良くてゲームができることが一番いいというところになりますね」と〝鉄壁ガード〟を貫いた。

 最後は「今日は練習日というところですから。明日が試合ということで、明日はヤクルト戦というところになります。頑張ります」と締めた。普段なら独特の言い回しで囲み取材に応じることも少なくない藤川監督だが、この日は先の展開を占うような言葉を徹底して封印した。

 余計なことは言わず、ただ目の前の一戦に集中する虎将。言葉少なに勝負の時を待ちながら、その先にある〝歓喜の瞬間〟だけを見据えているのかもしれない。