自国開催で存在感を示した。愛知・名古屋アジア大会陸上マラソン競歩(27日、愛知県庁・名古屋市役所周辺コース)で、男子の勝木隼人(自衛隊体育学校)が3時間3分36秒で金メダルを獲得。諏方元郁(愛知製鋼)が3時間8分57秒で銅メダルに輝いた。
昨年の世界選手権35キロ競歩で銅メダルを手にした勝木が序盤から先頭でレースをけん引。後続との差をみるみる広げ、2位に約3分差をつける圧勝劇だった。アジア王者となった勝木は「地元開催のレースで金メダルを獲得できたことは将来に向けて大きな自信につながる」と頬を緩めた。
ハーフマラソン競歩では違反による警告が続出。「当初は世界記録更新を目指してレースに出場するつもりだった」というが、安全策で戦う方針に転換。「ハーフマラソンでも指摘されたように、審員はレース中、非常に注意深く見ていた。慎重にスタートしなければならないことは分かっていた。審判が私の動きをどのように解釈するか、特にどの時点で地面との接触を失ったと判断されるかを注意深く見極める必要があった」と最後まで集中して歩き続けた。
沿道からの声援には「あまり強気な態度を見せるとペナルティを受けるかもしれないと心配だったので、慎重に歩いていた。完全に反応することはできなかったが、一つひとつの声援はしっかり聞こえていた」と感謝を口にした上で「今後は世界記録更新に向けて努力していきたい」と決意表明。視線は早くも前を向いていた。












