ビーチ・ボーイズは、ツアー再開予定日のわずか1日前に、カムバックツアーの公演をさらにキャンセルした。米誌ピープルが23日、報じた。

 バンドは24日にマサチューセッツ州ウェストスプリングフィールドのビッグEアリーナで予定していた公演を緊急キャンセル。会場のウェブサイトのイベント一覧からも削除されている。

 また25日に予定していたペンシルベニア州クエーカータウンのユニベスト・パフォーマンス・センター公演も会場側の「制御不能な状況」により公演を中止したと発表した。27日のサウスカロライナ州マートルビーチのアラバマ・シアター公演も同じ理由で中止となった。

 今回のツアーはバンドの最高傑作アルバム「ペット・サウンズ(1966年)の60周年を記念して行われる予定だったが、7月にフロントマンで85歳のマイク・ラブが「充電期間」を取るため、夏のツアー日程を延期したばかりだった。

 2025年6月に共同創設者で同アルバムを事実上、1人で作り上げた創設時からの中心人物ブライアン・ウィルソンが82歳で死去したため、生存しているバンドの創設メンバーは85歳のマイクと、84歳のアル・ジャーディンのみとなっていた。ジャーディンは、ウィルソンのバンドのメンバーと共に「アル・ジャーディン&ザ・ペット・サウンズ・バンド」という名前でツアーを行っており、現在、ビーチ・ボーイズの正式メンバーはマイク1人となっている。

 バンドの公式サイトによると、次の公演は10月9日にイリノイ州ブルーミントンのグロッシンガー・モーターズ・アリーナで、同10日にオハイオ州シンシナティのPNCパビリオン、そして11日にはテネシー州ナッシュビルの歴史的なライマン・オーディトリアムで行われる予定だ。

 7月にツアーの延期を発表した際、マイクは「最高の時間を過ごしてきたので、この良い雰囲気を維持するために、8月にツアーを再開する前に少し休憩してエネルギーを充電する予定です」との声明を出していたが、またしても延期という事態になってしまった。