人気キャバクラ嬢でインフルエンサーとして活動していた「ヤマトリノ」こと田沢梨乃容疑者(27)がコカインを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁薬物銃器対策課に現行犯逮捕された。〝数字の取れるキャバ嬢〟と引っ張りダコのインフルエンサーだったが、〝疑惑のキャバ〟として、当局が狙い撃ちしていた。

 田沢容疑者は15日午後3時45分ごろ、東京・港区六本木の自宅マンション内でコカインの粉末約0・4グラムを所持していた疑いで、交際相手の会社役員・福本康太容疑者(28)とともに現行犯逮捕された。

 田沢容疑者は六本木の有名キャバクラ店に源氏名「ヤマトリノ」として勤務し、コロナ禍ごろから「選手の妻」のアカウント名でSNS活動を開始し、認知を広げた。

 ブレークしたのは溝口勇児氏が手掛けるYouTubeのキャバ嬢オーディション番組「LASTCALL(ラストコール)」への出演だ。レジェンドキャバ嬢に囲まれる中で、歯に衣着せぬ物言いで、最近はヒカルやカジサックら人気YouTuberや実業家とのコラボが相次ぎ、トップキャバ嬢の地位を不動のものにした矢先の逮捕劇だった。

 今年6月にお台場で行われた「LAST CALL COLLECTION」を体調不良を理由にドタキャンする騒動があった。

「溝口氏と対立する暴露系アカウントが事前にイベント出演のキャバ嬢の暴露を予告していました。今となれば田沢容疑者には身に覚えがあり、当然出演には警戒したでしょう。その後は『溝口さんは除草剤のムーブ。一緒にいると私も枯れる』とトラブル続きの溝口氏を公開説教して、番組を降板していました」(IT関係者)

 今回の逮捕劇はタレコミがきっかけとみられ、捜査当局は今年に入ってから内偵を進め、出勤前の田沢容疑者の自宅に踏み込んだ。取り調べに対し、田沢容疑者は「(コカインは)2人のもので、一緒に使っていた」と容疑を認め、福本容疑者は否認しているという。

 田沢容疑者は先日、自身のYouTubeで実業家の三崎優太氏と対談し、「アフターでお客さんがクスリを出してましたとか見たことがない。隠れてやっているかも(笑い)。みんなが想像するようなドラッグパーティーとかはない。キャバクラにいる方が安全」などと業界の薬物事情をぶっちゃけていたが、裏では自身が違法薬物を使用していたことになる。

 逮捕後、警察署への移送時にはテレビカメラに向かって、右手で3本の指を立てる謎のポーズをつくり、臆測を呼んだ。令和の虎二代目主宰の林尚弘氏はXで「薬物は当然よくないこと」と前置きしたうえで、ポーズは「お騒がせしてます、ただ余裕です! 港区だいたいみんなやってるじゃん!なんで私だけ?wって思ってそうな感じでしたね」と推察した。

 自宅からはコカインとみられる白色の粉末21袋や吸引器具が押収されており、捜査当局は入手経路や組織的関与がないかの背景事情を調べている。