高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長(51)が16日、ショートスリーパーで実業家の堀大輔氏(42)の1週間ライブ配信について「エンタメとしてだけで捉えてはいけない」と警鐘を鳴らした。
自称・ショートスリーパーの堀氏は17年間1日30分睡眠だけで過ごしてきたとしてネット上で話題となった。30分睡眠を続けてきたことを証明するため自身のYouTubeチャンネルで9日から16日まで「ショートスリーパー堀大輔の日常」と題した7日間連続ライブ配信を行った。スマートリングでの計測では1週間の総睡眠時間は362分(1日平均51・7分)、1日での連続最多睡眠時間は約29分だったという。
ライブ配信のフィナーレで堀氏は「ノド以外は全てパーフェクト。体力はあり余っている状態です」「挑戦している姿をお見せしたかった。この1週間届けたいと思っていたものを届けられた。中年のおっさんのこの姿を見て頑張ろうと感じてもらえたらうれしいです」と達成感と充実感をにじませた。
数万人を超える同時接続者数を記録し、時の人となった堀氏だが、この日、東京から名古屋へ帰る新幹線の中で配信をチェックしていた高須院長は「(1週間ライブ配信が)エンタメになってしまっていますが、それは良くない。世の中の半分くらいの人が堀さんのことをただ30分睡眠を勧めている面白いおじさんだと思っていると思う。そこは切り離して批判すべきことは批判しなくてはならない」と強い口調で語った。
堀氏は「ショートスリーパー育成協会」を立ち上げ、自分は1日30分睡眠を行っていると主張し「睡眠改善プログラム」を提唱。ショートスリーパーを育成できるとして、受講者を募っていた。
だが、高須院長は医学的見地から後天的なショートスリーパーを作り上げることができるという堀氏の主張を否定。「成長段階の子供に睡眠時間を短くするのは絶対にダメ。脳が発達しない、体が成長しない、身長が伸びない状態で成長期が終わる可能性がある。また妊婦さんが短眠にして赤ちゃんに影響が出てはまずい」と短眠の悪影響を指摘した。
睡眠については先日、筑波大の柳沢正史教授が基礎研究を評価され米国版ノーベル賞ともいわれている「ラスカー賞」を受賞。国内でも睡眠の大切さが改めて注目を集めている。それだけに高須院長は「眠らないこと」を安易に見せ物にして誤った風潮が広がることを懸念しているようだ。












