中国中部・河南省鄭州市の北龍湖湿地公園に謎の巨大生物が出現した。湖面にその姿を現し、「中国版ネッシーか」「巨大魚ではないか」と話題を集めている。中国メディア「大象新聞」などが先日、報じた。その正体は何なのか――。
ある中国のネットユーザーが先日、湖畔で動画を撮影し、SNSに投稿した。動画では、湖面下を巨大な黒っぽい影がゆっくりと移動し、時折、水面に姿を現して大きな水しぶきを上げている。撮影者は「見たところ3メートルはありそうだ」と話している。
撮影地点から巨大生物までかなり距離があるため、細部を確認するのは難しい。一方で、2つに分かれて見える背びれのようなものや、尾と思われる部分の形は確認できる。
動画をめぐってSNS上では「中国版ネッシー」「巨大魚」など、その正体についてさまざまな説が飛び交っている。
あるユーザーはガンユイではないかと推測。ガンユイは俗に「水老虎(水のトラ)」とも呼ばれる大型の肉食魚で、最大で体長2メートルに達し、体重100キロを超えることもあるという。
また、多くのユーザーが「巨大な青魚ではないか」と推測している。青魚は中国の「四大家魚」の一つで、中国各地の水域に広く生息し、非常に大型に成長することで知られている。
この生物について、鄭東新区園林水務局は「現在のところ、ネットユーザーが撮影した動画に映っているような大魚に遭遇したことはありません。ただ、北龍湖では長年にわたって釣りが禁止されているため、理論上は大きな魚が生息している可能性があります。実際に目で見たことがないので、ネットユーザーが撮影したものが一体何なのかは断定できません」と説明した。
北龍湖は鄭州市最大の人工湖。黄河の水を3段階の沈砂処理にかけた後、湖へ引き込んでいる。現時点では、動画に映った巨大生物の正体は分かっていない。
オカルト評論家の山口敏太郎氏は「北龍湖には、放流されたチョウザメがいるかもしれないとの情報があります。しかし、同湖にはチョウザメが放流されるよりもはるか昔から、竜神伝説が残されています。水不足に苦しむ住民たちを救うため、1匹の豚が湖に身を投げ、天まで届く煙となり、やがて竜神と化したというものです。この竜神伝説こそが、今回の怪物の正体ではないでしょうか」と指摘している。
【ネス湖のネッシー正体は…】ネッシーが生息するとされる英スコットランドのネス湖では近年、水中に残された生物由来の皮膚やウロコ、糞、血液などに含まれる「環境DNA」の調査が行われてきた。プレシオサウルスのような首長竜に関連するDNAは発見されず、世界中のネッシーファンを落胆させた。
しかし、東京都内で開催中の「未確認生物(UMA)展」を監修するUMA研究家の中沢健氏は言う。
「ネッシーに関してはアザラシ誤認説があり、ネス湖にアザラシが遡上したことも確認されています。それなのに、環境DNA調査ではアザラシのDNAは出ていないようです。だから、まだまだ徹底的に調査されているとは言えないんじゃないでしょうか。一方で、巨大な骨や歯も見つかったことがない。僕は超巨大なナメクジやタコのような軟体生物がネッシーの正体じゃないかとにらんでいます」












