登録者数77・8万人のユーチューブチャンネル「wakatte.TV」が炎上している。

 同チャンネルは高田ふーみんとびーやまの2人が運営し、日本の学歴社会に関する街頭インタビューなどが好評を博している。

 物議を醸しているのは、先月31日に公開した「【入試ラクすぎ?】国公立最下位!?震災復興・放射線研究から驚きの入試事情まで!福島大学キャンパス調査!」と題した動画。福島大を「国公立最下位」とイジり、学生へのインタビューを通して入試や就職状況を探った。その中で、福島大の学生が放射能研究を「福島ならでは」と紹介したことに対し、高田が「放射能とか原子力ってエネルギーで超重要な問題なわけですよ。福島大には触らせたくない」と発言。これが「差別的」「大学蔑視だ」などと大炎上した。

 同チャンネルは動画を一旦非公開としたが、その後「出演者に東日本大震災や原発事故の被害ならびに福島大学における研究や学びを揶揄する意図は一切ございません」とのテロップを随所に掲出し再公開している。

 こうした状況に福島大学が1日、公式サイトを更新。「本学を取り上げたインターネット動画について」と題した声明を佐野孝治学長名で発表した。サイトでは「このたび、本学を取り上げたインターネット上の動画において、本学の学生及び教育研究活動に関し、配慮を欠くと受け取られかねない発言があったことを確認しております」と指摘。

 続けて「福島大学は、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故以降、地域の皆様をはじめ、国内外の大学・研究機関等と連携しながら、福島の復興と地域課題の解決に向けた教育・研究に取り組んできました。とりわけ、原子力災害や環境放射能に関する研究は、福島の経験を科学的に検証し、その成果を国内外に還元していくための重要な研究活動です。こうした教育・研究活動に真摯に取り組んでいる学生・教職員が、尊厳を傷つけられることがあってはならないと考えております」と記している。

福島大学の緊急声明
福島大学の緊急声明

 その上で「なお、本件に関連し、特定の個人に対する誹謗中傷や不適切な言動を行うことのないよう、併せてお願いいたします」と呼びかけている。

 声明で名前は伏せられているが、タイミングからして「wakatte.TV」に向けたものであることは明らか。同動画のコメント欄には「大学の学長から声明出るなんてなかなかないぞ」や「テロップさせあれば免罪符になると思っているのか」「ネタではすまない」などの批判が多く寄せられている。