世界的大ヒットとなった楽曲「PPAP」が25日で10周年を迎えた。シンガー・ソングライターのピコ太郎は、たった45秒の楽曲で10年間走り続けたわけだ。TikTokのフォロワー数は、日本のアーティストの中でもトップクラス。このほど取材に応じ、アニバーサリーイヤーを迎えた心境、そして大人気バンドにエールを送った。
PPAPは、世界的シンガーのジャスティン・ビーバーがSNSで紹介したことで世界中で大ヒット。現在も世界134か国で配信されている。
昨年からは「PPAP」の10周年を盛り上げるスペシャル企画「Tottemo Release 80.8」を敢行。同企画は1年間で合計80.8曲をリリースするというもので、無事に完走し、自身の節目に花を添えた。
斬新な企画に挑んだことで、ピコ太郎はもとより、プロデューサーで芸人の古坂大魔王も満身創痍だ。「レギュラー番組もあり、育児もあり、その裏で作詞作曲してMVも全曲作りましたからね。廃人です。肌も荒れてフケが出るようになり、痛風になり、靱帯を損傷するというね」と苦笑した。
それでも、すべてのアイデアが形になった安心感と、達成感をかみしめているという。
「ヘトヘトですけど、すべてを出し切ったそうですから」
古坂との付き合いも10年で変化した。
「どんどん格差が広がってますね。ギャラがだいぶ違うんですよ。古坂さんも忙しいんですけど、僕はCMがメインですから僕の方がギャラ高い。だからブーブー言ってきますね」
「PPAP」の再生回数は今も伸び続けている。公式TikTokのフォロワー数も270万人を突破。これは日本のアーティストでTOP10に悠々と入る、すさまじい数字だ。
「今、日本で一番人気のバンド、Mrs.GREEN APPLEのTikTokのフォロワー数を知ってますか? 約210万人なんですよ。僕、ミセスに約60万人勝ってるんですよ」
ミセスと言えば、今や誰もが認める日本一のバンド。古坂も大ファンだ。だからこそ、世界に見つかってほしいとの思いがあふれる。「僕でも世界中から注目されるんだから、日本のアーティストは全員そうなれる」と太鼓判を押した。
ミセスを含めた日本のアーティストが世界に羽ばたくための秘訣は何か。答えはたった一つだ。
「英語です。やっぱり英語。日本語で歌ってる限り、アニメソングに勝てないんです」
さらに自身を利用してほしいと声を大にする。
「みんな、僕のことを排除するんですよ。あいつは別だよねって。コラボでも何でもして僕のことを利用してください。名前だけは世界的に有名ですから」
9月27日に10周年プロジェクトの集大成となるプレミアムライブ「PPAP×PT~PPAP10周年プレミアムライブ~」を東京・池袋のharevutaiで開催する。DJパートなども入れて、音楽あり笑いありのライブとなる予定だ。
「今の世の中にはくだらないものが少ないと思うんです。まじめに生きるのに必要なものだけの世界って、何のために生きてるのか分からなくなっちゃう。私は道化、ピエロなので。意味のないものを見て、ほんの一瞬でもふっと笑ってもらえる数十秒をこれからも作り続けたいですね」
10年間貫いてきた姿勢を崩さず、11年目も邁進し続ける。















