ボートレース浜名湖のSG「第53回ボートレースオールスター」(優勝賞金4200万円)は31日、12Rで優勝戦が行われた。〈124/356〉の3対3で始まったレースは、インからコンマ04のトップスタートを決めた丸野一樹(34=滋賀)が1Mを力強く先マイすると、後続を引き離して先頭でゴール。通算33回目の優勝をうれしいSG初制覇で飾った。
初日4Rのイン逃げが丸野の快進撃の始まりだった。浜名湖のエンジンは4月から使用開始。相場が固まっていないとはいえ、23号機は〝普通〟の評価。序盤戦の注目は評判機を引いた選手やファン投票上位のドリーム組に集まったが、良機組やドリーム組の苦戦が混戦シリーズに拍車をかけた。そして、気がつけばオール3連対で予選トップ通過だ。
激戦の流れは準優も変わらず10R、11Rは1号艇が優出に失敗する波乱となった。12R1号艇の丸野にも重圧がかかったが「負けても自分のせいじゃない、と開き直った(笑い)」。この気持ちの切り替えも奏功し、準優は逃げ完勝。優勝戦は「進入がどうなるか分からなかったし、準優とは違う緊張感があった」というが、コンマ04のスタートは「入っていると。全速で行けた。足も完璧だった」と2~6コースの5人に何もさせなかった。
GⅠ9Vを誇る実力派だが「SGの優出はグランプリ(2021年)以来。その間に後輩や(登録番号が)近い人がSGを勝って行った。自分はSGを取れないのかな」と弱気になった時期もあった。しかし「GⅠウイナーとSGウイナーには、大きな差がある。自分がやってきたことを信じているけど、結果を出さないと自己満足になる」と、心の底で強い気持ちを持ち続けたことがSG優勝につながった。
「(オールスターファン投票の)中間発表では名前がなかった」丸野を大舞台への出場へ導いた多くのファンへの恩返しは、7月の地元びわこ開催となるSG「オーシャンカップ」。そして感謝の総決算が12月、大村のSG「グランプリ」になる。













