タレントの和田アキ子(75)がレギュラー出演したTBS系「アッコにおまかせ!」が29日放送で終了した。和田は1985年10月放送から40年半続いた名物番組で世相を鋭く斬ったり、〝失言〟でSNSを騒がせたりしたが、番組では一貫して発言を〝おまかせ〟されていた。

 和田は29日放送の最後のあいさつで感極まったようで「生放送で40年間やれたことを誇りに思います」と語り、声を上ずらせた。「感無量になっています。こんなことではダメですよね」と〝キャラ〟を思い出し、「誰か殴るやつ…。一人ずつビンタでいい?」とタレントの出川哲朗ら準レギュラー陣を見やり、笑わせた。

 自由に発言してきた。

「おまかせ」最終回を翌日に控えたニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」の28日放送で、「おまかせ」について触れ、番組の台本は「3ページ」だと明かした。苦楽を共にしてきた番組スタッフたちとは固い絆で結ばれていたようで、「チームは最高」とも語った。

 今年に入っても天然発言があった。

「おまかせ」の1月18日放送で、嵐の活動終了に伴うライブツアーを取り上げた際、「(嵐は)これで一時休止するわけでしょ、活動を」と発言。進行でTBSの山形純菜アナウンサーが小声で「活動終了ということになりますね」とささやき、フォローされた。

「その場面も社内では〝あ~っ…〟という感じでした。最後までアッコさんらしいなと」(TBS社員)

 それでも85年10月放送でスタートした当初から発言内容は任されていた。古参のTBS関係者の話。

「打ち合わせは放送前日の土曜夕~夜にかけて行い、あえてアッコさんには出席してもらいませんでした。日曜の本番のスタジオでニュースを振り、自分の考えを話してもらおうという意図でした。当時はテレビ番組全体でタレントの発言の自由度が高く、過激なトークも世間で許容されていたので。アッコさんのこのスタイルがお茶の間にウケて、ほどなくして、世相を斬る〝芸能界のご意見番〟と称されるようになったんです」

 近年は体調を崩しがちだった。

「放送日によって滑舌が良くない日がありました」(前出TBS社員)

 本人は「――いいかげんに1000回」の28日放送で、26日に声が出なくなったと告白した。「何でこんなになったか分からない」と原因は不明。病院を受診し、「おまかせ」の29日放送最終回に備えたという。

 満身創痍の体で、万感の思いを抱えながら、40年半を走り抜けた。