ザ・チルドレン starring 平野綾&白石涼子&戸松遥「早春賦」

「絶対可憐チルドレン」は、2008年から09年にかけて放送されたアニメ。その最終クールでエンディングテーマに起用されたのが「早春賦」だった。歌っている“ザ・チルドレン”は、それぞれ作中でメインキャラクター(明石薫、野上葵、三宮紫穂)を演じた平野綾&白石涼子&戸松遥の3人だ。

「早春賦」といえば、おそらく多くの人の脳裏に浮かぶのは日本の唱歌だろう。今の季節は卒業式などで歌われることも多い、おなじみの曲だ。

 もちろん、こちらザ・チルドレンの「早春賦」はその唱歌のカバーではなく同名異曲。ただし友や仲間との別れと新たに訪れる日々への希望を歌い込んだ歌詞は、やはり卒業シーズンにはピッタリ。アニメでも物語のラストへ向けての展開に合わせてEDに流れており、クライマックスを盛り上げてくれていた。

 ザ・チルドレンとしてリリースしたそれまでの元気いっぱいの曲と比べたら、大人っぽさや落ち着いた感じは強調されているが、決してしんみりとした曲調ではない。メロディーはキャッチーでポップ、全体的には心が洗われるようなすがすがしさを感じさせてくれる。

 とはいえ、サビの最後の歌詞「じゃあ…またね。」にはどうしても涙腺が緩んでしまう。いわゆる“卒業ソング”と呼ばれるものにはJポップ、フォークソング、アイドルポップスまで人気曲がたくさんあるが、この「早春賦」もそこに加わる資格を備えた名曲といえそうだ。