今年で13回目となる「ジェネリック家電製品大賞」の授賞式が先日、都内で開催され、大賞には国内最小規模のミシンメーカー・アックスヤマザキの「TOKYO OTOKO ミシン OM―01」が選出された。
ジェネリック家電とは、大手家電メーカーと同等の高性能かつ低価格な家電のこと。2013年には7800億円だった市場は、現在3兆7000億円規模まで拡大。2025年に発売されていたノミネート製品は2300点以上となった。
ジェネリック家電推進委員会の近兼拓史代表理事は「かつてジェネリック家電といえば安くて高性能でしたが、扇風機、電気ストーブといった定番しかありませんでした。今は、実用に即した機能、あっと驚くアイデアや技術の組み合わせ、独創的なデザインで勝負し、ありとあらゆる製品が出ています。むしろ大手メーカーにできないもの、大手メーカーより優れているものがジェネリック家電と言えるでしょう。今回はドン・キホーテとニトリという〝1兆円企業〟が自信作を送り出す中、大阪の小さな企業がグランプリ獲得というジャイアントキルとなりました」と説明した。
「第13回ジェネリック家電製品大賞」に輝いた「TOKYO OTOKO ミシン OM―01」(税込み4万4000円)は、大阪に本社を置く、国内最小規模のミシンメーカーの製品だ。鉄の塊のようなデザインで、12オンスのデニムが12枚重ね、厚さ2・5ミリの革なら2枚重ねで縫えるパワーを持つ。同時に「生活家電部門賞」も受賞した。
アックスヤマザキは「ミシン業界の末席に身を置き、家庭用ミシン一筋80年です。ミシンが家庭にないのが当たり前になった中、もう一度、一家に一台ミシンがある暮らしの実現に向けて、新たな市場を作るということを考えております。この製品は、レザーバッグ、ジーンズを自分で作りたい、ごついものを縫いたいという方のニーズに応えたものです」と喜んだ。
「デザイン家電部門賞」は、BRUNOの「ガラスエアフライヤー」。コンパクト収納とインテリア性でエアフライヤーの常識を覆したことが評価された。
「生活家電部門賞」は、「TOKYO OTOKO ミシン OM―01」と共にニトリの「10kgドラム式洗濯乾燥機 ND100KL1」(税込み8万9900円)が受賞した。当初、洗濯乾燥機は次点だったが、市場の声に応え1万円の値下げを断行した上、5年保証付きとなったことで受賞となった。
「調理家電部門賞」は、ウィナーズの「recolte 自動調理ポット」。究極のほったらかし調理家電と評価された。
「美容&ヘルス部門賞」は、ドン・キホーテの「micalシリーズ ヘアアイロン&ドライヤー」。ドン・キホーテは同部門5連覇となった。
「ユニーク家電部門賞」は、ヒロ・コーポレーションの「蓄熱式湯たんぽ 動物シリーズ」とドン・キホーテの「退屈禁止のモバイルバッテリー」。湯たんぽは〝着せ替え家電〟という新ジャンルを作った。モバイルバッテリーは持ち運びが面倒なバッテリー自体をレトロゲーム内蔵でエンタメ化した。
「AV家電部門賞」は、とうしょうの「ラジオカセットプレイヤー aiwa audio―G RCP2」。aiwaのラジカセがBluetoothレシーバー機能やUSBメモリ・microSDカードの録音/再生機能も備えた。
「デジタル家電部門賞」は、M’sWayの「PORMIDO PRA105 カーオーディオ DVDプレイヤー付き」。カーエンタメ全部盛り機。
「ステルス家電部門賞」は、ウィナーズの「recolte 生ごみ処理機」。一見生ごみ処理機に見えないデザインと小型サイズが人気だ。
「アウトドア&防災家電部門賞」は、イーノウ・ジャパンの「EENOUR インバーター発電機 DK4000iEDF」。LPガスとガソリンの両燃料に対応かつリモコンでのセル始動が使いやすいと認められた。
「ベストコンボ賞(環境コンボ)」は、丸隆の「ペルチェ式冷風扇 MA―871」とユニークの「洗空気」となった。













