キャスターの辛坊治郎氏(69)が12日、ニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」で、肺がんのため81歳で亡くなった久米宏さんについて語った。

 アナウンサーの先輩である久米さんの訃報に辛坊氏は「そりゃあ私も年取るわけだと思いましたね」。さらに久米さんの年齢を聞き「久米さん、81になってたんだ」と驚いた。

「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」は現在、月~木曜の午後3時30分から放送されているが、2012年4月にスタートした時は土曜午後1時からの放送だった。

 辛坊氏は「局の人に『すいません、この番組って裏(番組)は?』(と聞いたら)『裏はですね、TBSが久米さんで文化放送がみのもんたさん』。エーッ! なんちゅう枠をさすんだ、オレに…と思って。全然知らずに来て」。

 しかも辛坊氏の前任は故小倉智昭さんだったという。辛坊氏は「気が付いてみたら小倉さん亡くなられ、久米さん亡くなられ、みのもんたさんも亡くなられ。アー、次オレだ! ひしひしそれを今日感じましたね」と冗談交じりに話していた。

 久米さんの功績については「やっぱ久米宏という人は特別でした。何が特別かと言うと、やっぱり日本のニュースのスタイルを変えましたね」と、久米さんが司会を務めた「ニュースステーション」(テレビ朝日系)での功績を称賛。「日本でアナウンサーが淡々と読み上げるニュースを根底から引っくり返したのは久米宏だった、という評価を私はしておりまして」。

 辛坊氏が大阪・読売テレビの局アナ時代に夕方のニュースを始めたのは1990年だったそうで、「久米さんが『ニュースステーション』を始めたのが85年ぐらいかな? 私なんか、久米宏さんがつくったスタイルっていうのの影響を、自分でもたぶん受けてたんだろうなという気はします」。

 続けて「だから、もし久米宏がなくて、わたくしがいきなりだったら結構批判もあったはずなんだけども、先に久米さんがいろんな批判を背負ってくれてたんで、そのおかげで別に私は、まあ批判はあったのかもしれないけど、私のところには聞こえてこなかった」と話していた。