歌手で俳優のGACKT(52)が主演するフジテレビ系7月期の月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」(初回7月20日放送)の撮影が、1日から本格化した。当初、浮上した俳優の山下智久(41)の主演が流れた影響もあってか、撮影開始がズレ込んだとされ、ここから急ピッチで制作を進めていく。

 GACKTはリーガルドラマの「ブラック――」で、でっち上げを図る権力に対し、でっち上げで対抗する敏腕弁護士兼一級建築士を演じる。役どころはダークヒーロー。芸歴30年超でフジ系連続ドラマ初出演にして月9初主演で、弁護士役を演じるのも初だ。

 5月8日の女性セブンプラスによれば、同作の主演は当初、山下だったが、調整が難航。山下以外の俳優でも同様だった。そこでフジが白羽の矢を立てたのが、GACKTだったそう。当人も主演オファーを引き受け、フジ社内では安堵と感謝の声が漏れたという。

 肝心の主演決定で紆余曲折があったせいか、撮影開始がズレ込んだようだ。

 フジ社員の話。

「例年の7月期月9と比べ、撮影開始が半月ほど遅れました。(6月)1日に都内であったロケから撮影が一気に本格化。ここからほぼ毎日、撮影スケジュールが組まれていて、急ピッチで制作を進めていきます」

 近年の7月期月9では女優の森七菜、俳優の間宮祥太朗がダブル主演した2023年の「真夏のシンデレラ」が同年5月中旬から、Snow Manの目黒蓮が主演した24年の「海のはじまり」が同年5月上旬から、それぞれ撮影開始された。

「ブラック――」と同じフジ系7月期では、俳優の反町隆史が主演する「GTO」(月曜午後10時、初回7月20日放送)で生徒役28人が5月31日、同作のX(旧ツイッター)で発表された。

「『GTO』は会社(フジ)のスタジオとは別の都内のスタジオで絶賛撮影中」(前出社員)で、他局ではすでに「10月期の連ドラが順調に撮影されています」(他局関係者)。

「ブラック――」はGACKT以外のキャストはまだ発表されていないが、まずは着実に撮影を進めていきたいだろう。

 同作のストーリーの一端も垣間見えた。

「キャバクラなど夜の世界を描くシーンがあります。夜の世界のゴージャスできらびやかな雰囲気は、GACKTさんのイメージとマッチするのではと(フジ)社内でもっぱらです」(前出社員)

 GACKTは主演にあたりコメントを寄せ、「これまで見たことのない内容のドラマになっている」「こんな弁護士はなかなかいないので(笑)」などと指摘している。

 月9はかつて王道のラブストーリー枠だったが、近年はサスペンス、医療モノ、社会派など幅広く展開。〝GACKT弁護士〟のリーガルドラマはどこまで話題を集められるか。