落語家の三遊亭好楽(77)と弟子の錦笑亭満堂(41)が22日、都内で行われた舞台「ウチの師匠がつまらない」(来年1月16~25日、、東京・池袋シアターグリーン)の取材会に出席した。

 満堂が師匠・好楽との人情あふれる日々をつづったショートエッセイ集を舞台化。満堂役を俳優の渡辺裕太、好楽役は佐藤正宏が演じ、満堂は本名「末高斗夢」名義でプロデューサーとして舞台を作り上げる。

 満堂は「劇団バスルキッチンさんから舞台化をしたいとの話を聞いたときは『正直、正気かな?』と思いました」と驚きを告白。〝ウチの師匠がつまらない〟という刺激的なタイトルだが、好楽は「この本を書いた時点で破門ですけど。私じゃなくて、うちの弟子たちが怒ってね。『師匠がつまらないことは秘密だった。あいつは公にしたから、破門にしましょう!』って。俺は『まあ、いいじゃないの』と言ってね」と、優しさと太っ腹ぶりを見せつけた。

 さらに、好楽は「落語家は勉強して落語で寄せに立つのは当たり前。うちも息子も弟子もみんな世の中に出てもらいたい。全員が脚光を浴びるようになればと、そういうことばかり考えてます。落語家が落語がうまいのは当たり前だけど、この子のように違った分野でも世の中の話題を作ってくれたらうれしい」とエール。さらに、満堂から受け取った舞台のチラシを落語仲間や商店街にも配るなど、師匠としてPRにも力を入れていることを明かした。

 満堂といえば、1999年にお笑い芸人・末高斗夢としてデビュー。2011年に好楽に弟子入りし、落語家に転身。23年に真打ち昇進し、高座名を「錦笑亭満堂」に改めた。

 師匠の言葉通り、今回の舞台プロデュースだけでなく、24年にMBSの福島暢啓アナウンサーと組む漫才コンビ「ヤングタウン」を結成。一番面白い漫才師を決めるM-1グランプリに挑戦したり、ピン芸人としてもR-1グランプリに挑んでいる。

 M-1は惜しくも3回戦敗退だったが、満堂は「昨日もM-1を見ましたけど、情緒不安定でよくわからない感情でずっと泣いていた。M-1も決勝を目指して頑張りたい」と誓っていた。