ダウンタウンの松本人志(62)に女性を紹介したなどとフライデーで報じられて名誉毀損されたとして、クロスバー直撃の渡邊センス(41)が損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、発行元の講談社側に220万円の支払いを命じた。渡邊は勝訴を宣言。松本の地上波番組への復帰はチキンレースの様相を呈してきた。

 渡邊は2018年10月、大阪市内の高級ホテルであった会食で、松本に女性を紹介したなどと昨年1月以降、フライデーに複数回報じられた。女性は同誌に対し、松本と性的関係に応じられる友人を呼んでほしいと渡邊から頼まれたなどと証言。渡邊はこの報道で名誉毀損されたとして、講談社らを相手取って同年5月、東京地裁に提訴していた。

 争点は、渡邊が女性を誘った際、松本との性的関係の同意を確認するやり取りがあったかどうか――だった。地裁はこれについて、フライデーは客観的証拠がないまま女性の証言をもとに報じたなどと指摘。記事の内容は真実と認められず、真実と信じる相当な理由もないとして講談社側に220万円の支払いを命じた。

 閉廷後、地裁前で取材に応じた渡邊は「完全に勝ったりました」と勝訴を宣言。フライデーは「原告が女性を誘った際の性的同意等をめぐる事前のやりとりの有無が争点となりましたが、これについて当社の主張が認められなかったのは遺憾です」とコメントし、「控訴を含めて対応を検討します」とした。

 松本は、渡邊の事案とは別の女性に性的関係を求めたなどと週刊文春に報じられて昨年1月、発行元の文芸春秋などを提訴した。同年11月、訴えを取り下げて訴訟は終結。今月からネット配信サービス「DOWNTOWN+」で活動再開した。広告代理店関係者の話。

「仮に渡邊さんとフライデーの訴訟で、松本さんに女性を〝あっ旋〟していたと地裁に認められれば松本さんのイメージにも悪影響が及び、地上波番組への復帰が遠のく可能性がありました。渡邊さんの一審を勝訴したことでこれは回避された格好です」

 松本の地上波番組への復帰はどうなるか。カギを握るのはやはり、番組スポンサーの意向だ。

 複数の大手広告代理店関係者によると、松本と文春の訴訟では判決が出ず、白黒がハッキリしないまま終わったため、企業側としては松本の地上波復帰番組にCM出稿してスポンサーになるかどうかの判断がしづらい状況という。

 ただ、松本の地上波復帰番組は高い視聴率やSNSでの話題性が見込める。スポンサーになればCM出稿についてネットユーザーから批判される可能性はあるが、商品の宣伝効果は一定程度望める。

「どの企業がスポンサーとして名乗り出るか、企業の度胸が試されるチキンレース状態です」(前出関係者)

 当の松本は25日、X(旧ツイッター)で、渡邊の「完っっ全に勝ったりました!!」との投稿をリポストした。

 今後の行方はいかに―――。