台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁を巡って、日中関係の緊張が高まる中、中国人民解放軍が新たなプロパガンダ攻勢を仕掛けている。人民解放軍の戦略ミサイル部隊で、核戦力および通常ミサイル戦力の中枢を担う「ロケット軍」が23日、「もし今日、戦争が勃発したら(仮如戦争今天爆発)」という題名の軍歌のミュージックビデオを公開した。
軍歌はリズミカルで勇ましい雰囲気になっている。映像では、兵士が「もし戦争が勃発したら、これが私の答えだ!」と高らかに叫び、9月3日の軍事パレードや、大陸間弾道ミサイル「東風61(DF―61)」「東風5C(DF―5C)」、実弾演習の場面が披露され、〝常時戦闘準備状態〟を誇示している。
歌詞は「研ぎすまされた意志をまとった鎧(よろい)、知恵をぎっしり詰め込んだ弾倉。体はまだ出発していなくとも、心はすでに到達し、意念はすでに戦っている。兵士の魂は制高点にまっすぐそびえ立つ。すべては『もし今日、戦争が勃発したら』に向き合うため。毎日、完全武装し、毎瞬、出撃の準備を整える。私は命をもって使命に誓う。もし戦争が起これば…これが、私の答えだ」というものだ。
国営通信社・中国新聞社もユーチューブやSNS微博にこのMVをアップしたところ、微博のトレンド入りし、コメント欄にはユーザーから「スローガンやプロパガンダを作るのではなく、急いで戦え」「〝もし〟じゃなく、やれよ」「日本を下書き用紙にして答えを書け」などと過激なコメントが相次いだ。
ここ数日、人民解放軍の全5戦区のうち、西部戦区、中央戦区、東部戦区、南部戦区の4戦区が相次いで映像を公開した。中国事情通は「特にロケット軍は秘密性が高く、あまり情報を発信しないことで知られており、軍歌MVという形式を採用したことが多くの中国ネットユーザーの注目を集め、トレンド1位になりました。一方、専門的な見方では、ロケットの輪郭やミサイルの尾翼のクローズアップを通して、装備のアップグレードを〝さりげなく〟誇示していますね」と指摘する。
中国の挑発はエスカレートするばかりだ。












