俳優の佐野史郎が、大阪・堺市「大阪刑務所」で行われた「第36回関西矯正展」(8日)の一日刑務所長を委嘱され、NHK大阪放送局を通じて9日、コメントを発表した。

 同イベントは、法務省の「社会を明るくする運動」の一環として開催。矯正行政に対する理解と協力を得ることがねらいだ。

 今回出席した佐野は現在、同局制作の朝の連続テレビ小説「ばけばけ」に島根県知事・江藤安宗役で出演している。

 大阪刑務所一日刑務所長を務めた佐野は「刑務所を見学したのはもちろん初めてでしたし、こんな機会はほとんどないですから貴重な経験でした。やはり俳優のさがなのか、刑務所の空気に体が反応するというか、覚悟を決めないといけないという感じがしましたね」と感想を述べた。

「ばけばけ」の舞台は、明治時代の島根・松江。ヒロイン・松野トキ(高石あかり)と外国人教師ヘブン(トミー・バストウ)を軸にした人間模様を描く。

 自身の役どころについて「『ばけばけ』で演じている江藤安宗はトキとヘブンが出会うきっかけを作る、水先案内人のような役ですから、その重みは松江の人間としても感じていました」と身を引き締めた。

 さらに「ヘブンを松江に呼んだ後はそのまま出てこなくてもおかしくないなと思っていたのですが、この先も意外と出番があります。特に娘のリヨが登場した後は、島根を教育県にするために外国人を受け入れようとする知事としての一面のほかに、娘のこととなると全然うまくいかない父親としての面も出てきます」と説明。

 最後に「『ばけばけ』はまだまだ続きますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」とアピールした。