歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎(48)と六代目尾上菊之助(11)親子が27日、大阪市内で行われた「當る午歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(12月1~25日、京都南座)の取材会に出席した。
2人は5月、菊五郎と菊之助をそれぞれ襲名。同公演は親子が共演する京都の冬の風物詩だ。
昼の部は「醍醐の花見、一條大倉譚、玉兎・鷺娘、平家女護島」を演じ、夜の部では「寿曽我対面、八代目尾上菊五郎 六代目尾上菊之助 襲名披露 口上、弁天娘女男白波、三人形」を披露する。
2人は金びょうぶの前で泰然としたたたずまいを見せた。
菊五郎は「今は映画(『国宝』)の効果もございまして、今年は松竹130周年という節目の年で、大変歌舞伎に多くの注目をいただいております。今まで歌舞伎を支えてくださった方、そして歌舞伎に新しく興味を持った方への感謝の気持ちを込めて精一杯務めさせていただきます」とうやうやしく述べた。
背が伸び、声変わりの真っ最中といった様子がうかがえる菊之助は「先祖ゆかりの土地で襲名興行させていただくのは大変うれしいことと思います」と聡明さを見せた。
菊五郎は演目について「夜の部の『弁天』について、五代目菊五郎が作り上げて以来、音羽屋(屋号)において大切な演目になっております。歴代の菊五郎、そして祖父にゆかりの演目を先祖が生誕いたしました土地でぜひつとめたいと思いました。『弁天』を京都でつとめるのが30年ぶりでございます。30年間修行してきました成果をお見せできるように、精一杯つとめたい」と意気込んだ。
菊之助へのけい古はつい厳しくなっていると説明。「せがれの〝歌舞伎が大好き〟との思いが、小さいころから現在に至るまで変わらないことは、とてもいいことだと思っております」と述べた。
横で聞いていた菊之助も父の言葉にほほ笑んで時折、うなづく。菊五郎から間違ったところを指摘される際は「成長するために頑張ってるけど、もっと成長するために厳しく言ってるんだよ」とフォローされるという。菊之助は「『そうなんだな』って思いました」と指導に感謝しているようだ。
息子の気持ちを受け取った菊五郎は、「Mrs. GREEN APPLEのライブに行ったり、温泉でゆっくりしたりしようねっていうごほうびも考えております」と今後の計画を明かした。












